実写版「ONE PIECE」ルフィ役、戦い方を完コピするため原作&アニメを研究 ─ パンチの出し方のディティールも再現

尾田栄一郎の人気コミックを実写化したNetflixドラマ「ONE PIECE」で、主人公モンキー・D・ルフィ役を演じるイニャキ・ゴドイ。全身ゴム人間であるルフィの能力を正しく再現するには、原作の研究が欠かせなかったという。米Deciderのインタビューで語っている。
ルフィを演じる上で難しかった点のひとつは、「壮大なものをどう翻案するか」だったというゴドイ。この発言の背景にあるのは、原作が築き上げた世界規模のファンベースと、さまざまな能力者・種族が登場する作品の世界観だ。ゴドイは「伸縮自在の体をもつ海賊がいる世界では、リアルな人間だと感じさせる方法が必要」と考え、原作を徹底的に研究したという。
「このゴム人間を実写化するにはどうしたらいいか? 僕はアニメと漫画を参考にして、この男(ルフィ)の戦い方を文字通り再現しようとしました。」
ゴドイにとって、ルフィの戦い方を見ることができるアニメ&漫画は最高の参考資料だった模様。「パンチを出すときと、パンチを返すとき、ルフィは上腕二頭筋か肩に手を置くんです。なので彼がそうするなら、僕も同じようにすべきですよね? また、彼はパンチを出そうとするとき、足を上げることもあります。僕はただ、原作にあるそういった小さなディテールを探そうと努めていました」と語っている。
先日公開された予告編では、早くもルフィおなじみの技‟ゴムゴムの銃(ピストル)”が見事に再現されていた。ゴドイがこだわったというディテールが、実写版でどこまで表現されているのか楽しみだ。
ちなみにゴドイだけでなく、サンジ役のタズ・スカイラーもアニメ版を観て役作りしたキャストのひとり。他のキャラクターたちと見比べながら、サンジ特有の立ち居振る舞いを研究したことを明かしていた。
尾田栄一郎が手掛ける『ONE PIECE』は、ゴール・D・ロジャーという伝説の海賊王が残した“ひとつなぎの大秘宝”を巡り、モンキー・D・ルフィ率いる麦わらの一味が冒険へと繰り出す壮大な物語。実写版のキャストはゴドイ&スカイラーのほか、ロロノア・ゾロ役の新田真剣佑、ナミ役のエミリー・ラッド、ウソップ役のジェイコブ・ロメロ・ギブソンらが名を連ねる。クリエイターは、「HELIX -黒い遺伝子-」(2014‐2015)のスティーヴン・マエダ、「ルーク・ケイジ」(2016)のマット・オーウェンズ。
Netflixシリーズ「ONE PIECE」は、2023年8月31日(木)より世界独占配信スタート。
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Source: Decider