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実写版『ONE PIECE』第1話の仮題が判明、原作ではどう描かれたのか ─ ドラマ版での展開も簡単予想

Netflixシリーズ『ONEPIECE』
Netflixシリーズ『ONEPIECE』

Netflixにてドラマシリーズとして実写化される、尾田栄一郎による日本を代表する少年漫画『ONE PIECE』。全10話構成となる本作の第1話の仮タイトルが、「ROMANCE DAWN ─冒険の夜明け─」であることが発表済み。本記事では、原作で描かれた物語について振り返りながら、ドラマシリーズでの展開について簡単に予想したい。

この記事には、『ONEPIECE』のネタバレが含まれています。

「ROMANCE DAWN ─冒険の夜明け─」とは、『ONE PIECE』ファンにはおなじみの原作漫画・第1話と同じ題名。「おれの財宝か?欲しけりゃくれてやるぜ…。探してみろ。この世の全てをそこに置いてきた」。かつてこの世の全てを手に入れた伝説の海賊王、ゴール・D・ロジャーが死に際に放ったこの一言により、“ひとつなぎの大秘宝”を求めて人々は航海に出た。大海賊時代が幕を開けたのだ。※「ROMANCE DAWN」といえば、『ONE PIECE』の連載前に描かれた読み切り作品なども存在するが、これらの説明ついては本記事では省略。

コミックの第1話は、海賊に憧れる主人公、モンキー・D・ルフィの少年時代に焦点を当てた物語。ルフィがゴムゴムの実を食べて能力を得る姿や、ルフィが近海の主に襲われそうになっているところ、シャンクスという赤髪海賊団の船長が片腕を犠牲にしてまで助ける勇姿などが描かれている。「安いもんだ。腕の一本くらい」。そんな命の恩人である赤髪のシャンクスから、大切な麦わら帽子を託されたルフィ。青年へと成長したルフィは、“ひとつなぎの大秘宝”を求め、そして立派な海賊となり麦わら帽子を返すため、小さな船とともに大いなる冒険へと繰り出すのだった。「海賊王におれはなる!」。

ドラマ版の第1話では一体どんな物語が描かれることになるのか。仮タイトルではあるものの、筆者としては原作と同様に、ルフィの少年時代から冒険の始まりまでが描かれると予想する。やはりルフィの人物像や航海への想いを捉える上では必要不可欠な内容だからだ。

第1話以降の展開については、原作通りであれば、戦闘員のゾロをはじめ、航海士のナミ、狙撃手のウソップ、コックのサンジを麦わらの一味に迎え入れ、グランドライン(偉大なる航路)を目指す物語が描かれることになりそうだ。つまり、「イーストブルー編」を基にするのではないかと予想する。そうなれば漫画本編の序盤で麦わらの一味の前に立ちはだかったバギーやキャプテン・クロ、クリーク、アーロンなどが登場することになるだろう。ほかにも重要人物としては、コビーやミホーク、スモーカーなどが登場するかもしれない。

とはいえ、10話しかない本作。原作漫画では、グランドラインに突入するまでに100話以上かかっているため、原作で描かれた展開をそのまま完全に再現することは難しそうだ。つまり、仮にグランドライン突入までの物語を描くのであれば、エピソードを厳選して進める必要があるだろう。もちろん、オリジナルストーリーとなる可能性もあり得る。例えば、麦わらの一味が全員揃った状態からはじまり、現在と過去を交差させながら物語を紡くという方法だって考えられるだろう。

また作り手が、シーズン1以降の展開まで見据えて計画を進めているのかも気になるところだが、シーズン2の予定は現時点では発表されていない。ひとまずシーズン1だけでも完結しうるよう進めているのだとすると、キャラクターや大まかな設定だけを残し、完全独自の物語になるかもしれない。いずれにせよ、製作は本格化したばかり。今後の動向に引き続き注目したい。

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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