実写版「ONE PIECE」原作からの変更点、尾田栄一郎が全てチェックしていた ─ 「彼こそが源」と監督が敬意

Netflixによるドラマ版「ONE PIECE」のマーク・ジョブスト監督が、世界的人気漫画『ONE PIECE』を実写化するにあたって、原作者である尾田栄一郎の関与がいかに重要だったかを語っている。
尾田栄一郎が手掛ける漫画『ONE PIECE』は、伝説の海賊王ゴール・D・ロジャーが残した“ひとつなぎの大秘宝”を巡り、モンキー・D・ルフィ率いる麦わらの一味が冒険へと繰り出す壮大な物語。尾田は実写ドラマ版に製作総指揮として参加している。
米ScreenRantのインタビューにて、「尾田は実写化にどの程度関わっているか?」という質問を受けたジョブスト。「彼は原作者ですよ!彼こそ作品の源であり、世界中が憧れる『ONE PIECE』の世界を創り上げたのだから、我々が下す決断の一つひとつに彼を関与させないなんてあり得ないです」と語り、原作からの変更点はすべて尾田の許可を得ていたことを明かした。
「漫画から実写への変換があり、脚色が必要になります。それについては問題ありませんでした。我々が彼(尾田)の素晴らしい作品の精神に忠実で、それを尊重する限り、彼は変換を行うための多少の変更を加えなければならないことに、常に理解を示してくれました。なので、彼はこの作品全体の航海士として、素晴らしい協力者でした。彼は私たちに正しいものを作ってほしかったし、私たちも彼のために正しいものを作りたかったのです。」

「ONE PIECE」に限らず、漫画の実写化には原作者の参加が不可欠といえる。Netflixでは過去に実写映画版『Death Note/デスノート』(2017)、実写ドラマ版「カウボーイビバップ」(2021)が製作されたが、いずれも原作の改変や逸脱が大きな非難を浴びた。オリジナル版「カウボーイビバップ」のアニメを手がけた渡辺信一郎監督も、ドラマ版に対し「僕が関わらなければ『カウボーイビバップ』にはならないんだとわかった。(実写版も)僕がやるべきだったのかもしれないな、と思った」と厳しいコメントを寄せていた。
Netflixシリーズ「ONE PIECE」 は2023年8月31日(木)世界独占配信。
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Source:ScreenRant