【ネタバレ】「ONE PIECE」最終話ラストシーン解説、シーズン2にどう繋がる? ─ あのキャラクター、「前進のための準備」

この記事には、「ONE PIECE」第8話「WORST IN THE EAST」のネタバレが含まれています。

「ONE PIECE」最終話ラストシーン、白猟のスモーカー?
「ONE PIECE」第8話「WORST IN THE EAST」では、ルフィ達がナミ奪還に向かうアーロンパーク編の最終対決と、麦わらの一味のグランドライン出港前が描かれた。人間へのヘイトを爆発させる魚人アーロンを渾身の「ゴムゴムの斧」で倒したルフィ。その後、祖父のガープが立ちはだかったが、なんとか説得し、グランドラインを目指してイーストブルーに出ることになった。

希望に満ちたエンディングになったと思われたが、ミッドクレジットシーンでは、グレーヘアーの人物が登場。その素顔こそ明かされなかったが、二本持った葉巻の一つで手配書のルフィの目をジリジリ焼き付けた。
漫画やアニメをご覧になった方はすぐにピンと来ただろう。白猟のスモーカーだ。海軍本部大佐にして、「モクモクの実」の能力者であるスモーカーは、「海賊はどこまで行っても海賊」という徹底した信念で、ルフィ達の前に立ちはだかる。
原作での初登場は、アーロン討伐後にルフィ達が向かったローグタウン。ゴール・D・ロジャーが大海賊時代の始まりを告げたこの地で、スモーカーはアルビダやバギー、そしてルフィたち新世代に会う。ローグタウンから海賊を逃したことのないスモーカーはすかさずルフィ達を捕まえようとするも、悪天候や革命家ドラゴンの介入により取り逃がしてしまうのだった。
ラストシーンでは、このスモーカーの登場が示唆されることとなったが、制作側にはどのような意図があったのか。脚本・製作を務めたスティーヴン・マエダは黙秘の姿勢を貫いている。「今の時点では肯定も否定もしたくありません。でもこれは良い謎ですから、皆さんにも何が起きているのか、考察してほしいです」と米Varietyに語っているのだ。
一方、米TV Lineでは、「言ってはいけないんです」と前置きながら「前進のための準備を少しだけしておくのも大切かなと思って」と示唆的な発言も。前述の通り、Netflixからはシーズン2の更新発表がなされていないが、物語継続の兆しも見える。
シーズン2では、グランドラインに突入する麦わらの一味が描かれることになりそうだから、原作通りの展開になるのであれば少なくともスモーカーがメインヴィランとなる可能性は低い。一方、ローグタウンでの出来事が再現されれば、スモーカーの部下であるタシギや、謎の男ドラゴンといったキャラクターも登場するはず。実写版のキャストへの期待も膨らむ。