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「ウェンズデー」ジェナ・オルテガ、ハリウッドの「政治的正しさ」に意見 ─ 「人間性や誠実さを失っている気がする」

ジェナ・オルテガ Jenna Ortega
NDZ/starmaxinc.com/Newscom/Zeta Image

『スクリーム』シリーズ、「ウェンズデー」などのジェナ・オルテガが、ハリウッドにおけるポリコレ(ポリティカル・コレクトネス)は「誠実さ」や「人間性」に欠けると指摘している。

人気スラッシャー・シリーズ第5作『スクリーム』(2022)、第6作『スクリーム6』(2023)で、メリッサ・バレラと共に主演を務めたオルテガ。シリーズ第7作にも揃って続投する見込みだったが、2023年にバレラがイスラエルとイスラム組織ハマスとの戦闘について意見を述べたことで解雇され、その翌日オルテガもシリーズ降板を発表。オルテガは降板理由をスケジュールの都合としていた。

こうした経緯を踏まえ、21歳のオルテガは「私たちが働いている業界(ハリウッド)は非常に繊細です」と米Vanity Fairのインタビューで指摘。「みんな政治的に正しくありたい(politically correct)と思っていますが、その結果として、私たちは人間性や誠実さを失っているような気がします。なぜなら、正直さが欠けているからです」と持論を展開した。

その上で、「より良い対話ができる感覚があればいいのですが」と述べたオルテガ。「もしみんなが自分の気持ちを言うことができて、それが批判されることなく、むしろ何らかの話し合いのきっかけになれば……」と理想を語った後、「私は世界平和を描いているんでしょうか?」とユーモアを込めた。

なおバレラの解雇後、『スクリーム』シリーズからはオルテガだけでなく、第7作に起用されていたクリストファー・ランドン監督も離脱。自身のXで降板を発表し、「夢のような仕事が悪夢に変わった」と語っていた。一方、本作のプロデューサーであるスパイグラス・メディア・グループは、当時の声明の中で「反ユダヤ主義や憎悪の扇動は容認しない」との立場を示していた。

『スクリーム』シリーズから去ることになったオルテガだが、現在、別の人気シリーズ『ビートルジュース』の続編『ビートルジュース ビートルジュース』の公開が待機中。オルテガは、ウィノナ・ライダー演じるリディアの娘・アストリッド役で参戦している。『ビートルジュース ビートルジュース』は 2024年9月27日(金) より日本で劇場公開予定だ。また、Netflixで人気の主演ドラマ「ウェンズデー」もシーズン2が控えている。

Source:Vanity Fair

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KyokoKyoko Okajima

アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。

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