アカデミー賞の会員に819人の豪華映画人が追加招待 ─ アナ・デ・アルマス、ゼンデイヤ、フローレンス・ピュー、『ミッドサマー』アリ・アスター監督など

世界最大の映画祭典、アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーが多種多様な819人の豪華映画人を会員として追加招待した。
このたび招待された中には、映画界で注目される女優陣が集結。『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(2019)のアナ・デ・アルマス、『スパイダーマン』シリーズのゼンデイヤ、『ミッドサマー』(2019)のフローレンス・ピュー、『ジュマンジ/ネクスト・レベル』(2019)のオークワフィナ、『ジョジョ・ラビット』(2019)のトーマシン・マッケンジー、『ショート・ターム』(2013)『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』(2020年8月21日公開)のケイトリン・ディーヴァーなどが名を連ねている。
男優陣にも豪華な顔触れが揃った。『TENET テネット』(2020年9月18日公開)のジョン・デヴィッド・ワシントン、『イット・カムズ・アット・ナイト』(2017)『WAVES/ウェイブス』(2020年7月10日公開)のケルヴィン・ハリソン・Jr、『アンカット・ダイヤモンド』(2019)のラキース・スタンフィールド、『1917 命をかけた伝令』(2019)のジョージ・マッケイなどだ。
ちなみに、アジア勢からはアカデミー賞で歴史的快挙を成し遂げた『パラサイト 半地下の家族』(2019)のチェ・ウシク、チャン・ヘジン、チョ・ヨジョン、パク・ソダム、イ・ジョンウンなどが招待されている。
現在の映画界を語る上で欠かせない新進気鋭の監督も集った。2019年の映画界をA24と共に席幕した『ミッドサマー』のアリ・アスター、『ウィッチ』(2015)『The Lighthouse(原題)』(2019)のロバート・エガース、『フェアウェル』(2019)のルル・ワン。そして、カンヌ国際映画祭で絶賛された『ボーダー 二つの世界』(2018)のアリ・アッバシ、『アトランティックス』(2019)のマティ・ディオプ、『レ・ミゼラブル』(2019)のラ・ジリが招待されている。一方、その他の監督としては『キングスマン』シリーズのマシュー・ヴォーン、『猿の惑星』シリーズのマット・リーヴスなどが含まれているようだ。
なお、2015年〜2016年にはアカデミー賞の俳優部門で白人のみが候補として選出され、当時「#OscarsSoWhite」と多様性を求める声が世間から絶えなかった。従って、今回招待されたメンバーが非白人や女性の割合が多いように思えるのは、映画芸術科学アカデミーにとって、その改善策の一つだからだろう。全員が招待を受け入れた場合、会員全体の45%が女性、36%が少数民族・異人種コミュニティで、その中の49%が米国以外の68カ国から成り立つものになるとのことだ。
アカデミー賞、会員の追加招待者一覧(英語)
俳優
Yalitza Aparicio – “Roma”
Awkwafina – “The Farewell,” “Crazy Rich Asians”
Zazie Beetz – “Joker,” “High Flying Bird”
Alia Bhatt – “Gully Boy,” “Raazi”
Bobby Cannavale – “The Irishman,” “The Station Agent”
Choi Woo-Shik – “Parasite,” “The Divine Fury”
Zendaya Coleman – “Spider-Man: Far from Home,” “The Greatest Showman”
Tyne Daly – “The Ballad of Buster Scruggs,” “Spider-Man: Homecoming”
Mackenzie Davis – “Terminator: Dark Fate,” “Tully”
Ana de Armas – “Knives Out,” “Blade Runner 2049”
Kaitlyn Dever – “Booksmart,” “Detroit”
Cynthia Erivo* – “Harriet,” “Widows”
Pierfrancesco Favino – “The Traitor,” “Rush”
Beanie Feldstein – “Booksmart,” “Lady Bird”
Zack Gottsagen – “The Peanut Butter Falcon”
David Gyasi – “Maleficent: Mistress of Evil,” “Interstellar”