『パディントン3』初予告編が米公開、故郷ペルーで大冒険 ─ アントニオ・バンデラスら参戦、ブラウン夫人役は交代

人気児童文学「くまのパディントン」を実写映画化した人気シリーズ『パディントン』第3作『パディントン・イン・ペルー(原題)』より、初の予告編が米公開となった。今回の舞台はパディントンの生まれ故郷、南米ペルーだ。
『パディントン』シリーズでは、ペルーから大都会ロンドンへやって来たくまのパディントンが、不慣れな都会生活に悪戦苦闘しながらも、心優しいブラウン一家らと共に繰り広げる大冒険が描かれる。2014年に第1作『パディントン』、2017年に続編『パディントン2』(2017)が製作された。
予告編は、シリーズおなじみパディントン駅とともに開幕。証明写真を撮るパディントンのコミカルな一幕の後、パディントンがブラウン家と故郷のペルーを訪れる姿が映し出される。育ての親であるルーシーおばさんとの再会に心躍らせるパディントン。勢いよく家の玄関を開けると、そこには修道女の姿。どうやらルーシーおばさんはジャングルの奥深くに出かけているという。
「子グマの僕をルーシーおばさんが見つけてくれた。今度は僕がおばさんを見つけなきゃ」。そう意気込むパディントンは、ブラウン一家を引き連れて広大なジャングルへの旅に出ることに。映像では道中のハプニングが次々と映し出され、さながら『インディ・ジョーンズ』シリーズのよう。忘れられない大冒険になりそうだ。
パディントン役、ルーシーおばさん役の声優として、それぞれベン・ウィショーとイメルダ・スタウントンが続投。父ヘンリー・ブラウン役でヒュー・ボネヴィル、娘ジュディ役でマデリン・ハリス、息子ジョナサン役でサミュエル・ジョスリン、バード夫人役でジュリー・ウォルターズが復帰する。ブラウン夫人役には前2作のサリー・ホーキンスに代わって、『ピンクパンサー』シリーズや『メリー・ポピンズ リターンズ』(2018)のエミリー・モーティマーが起用された。
新キャストとして、『女王陛下のお気に入り』(2018)や『オリヴィア・コールマン』(2023)のオリヴィア・コールマン、『アンチャーテッド』(2022)や『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(2023)といった冒険映画への出演が続くアントニオ・バンデラスら豪華キャストが集結。『パディントン』シリーズ7年ぶりのカムバックに華を添える。
前2作の監督・脚本を務めたポール・キング監督は、原案・製作総指揮として復帰。新監督として、MV・CM出身のドゥーガル・ウィルソンが起用された。共同原案は前2作を執筆したサイモン・ファーナビーと『マダガスカル』(2005)のマーク・バートン。脚本は、バートンと「ウェイステッド」(2016)のジョン・フォスター&ジェームズ・ラモントが執筆した。
『パディントン・イン・ペルー(原題)』は2024年11月8日に英国、2025年1月17日に米国で公開開始。