「ボブの絵画教室」を再現した映画の予告編が米公開 ─ 「ね、簡単でしょう?」ボブ風の画家を「ロキ」オーウェン・ウィルソンが演じる

ね、簡単でしょう?テレビ番組「ボブの絵画教室」でおなじみ、アフロヘアのボブ・ロスをオマージュした画家を描くコメディ映画『Paint(原題)』が2023年4月7日に米公開される。予告編映像が米公開された。
「ボブの絵画教室」といえば、日本でも1990年代にNHK-BSで放送された人気テレビ番組だ。画家のボブ・ロスが視聴者に画法を伝える番組で、キャンパスに向かうボブが優しく語りながら美しい絵を仕上げていく。
ボブが絵を描く過程はいつも完成図が見えづらいが、終盤になるとたちまち美しい風景に仕上がっていく様が爽快で、後にネットでもカルト的な人気を博すようになる。日本では、吹替版を務めた石井隆夫の「簡単でしょう?」「お友達」などの軽妙な語り口も人気の理由のひとつだ。
この度の映画『Paint』でオーウェン・ウィルソンが演じる画家はカール・ナギルという名の架空のキャラクターだが、ボブをオマージュしていることは誰の目にも明らかだ。「テレビ番組で人気の画家」という設定もボブそのもの。予告編映像で見せている演技も、ボブの名調子の再現を試みている。
主人公のカールは女性を魅了する魅惑的な人物として描かれているようだ。しかし、その絵画番組のフォーマットが別の若い人物に奪われることで、カールは立場を失ってしまう、という筋書き。予告編でも、カールが激しく取り乱す姿が切り取られている。
主演のウィルソンといえばマーベル・ドラマ「ロキ」(2021)のメビウス役ほか、『ワンダー 君は太陽』(2017)『ナイト ミュージアム』シリーズなどでもお馴染み。本作ではアフロヘアやヒゲから、柔らかい魅惑のボイスに至るまで、ボブ・ロスの面影を再現している。
『Paint(原題)』は2023年4月7日に米公開。全ては楽しいアクシデントです。
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