「ワリオをペドロ・パスカルが演じたらいい」『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』クッパ役がナイスアイデア

スーパーマリオ初の長編アニメ映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』でクッパの声を演じているジャック・ブラックはすでに続編のアイデアを練っているようだ。「THE LAST OF US」「マンダロリアン」シリーズのペドロ・パスカルにワリオの役を演じてほしいと、米GameSpotのインタビューで語っている。
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は2023年4月5日より米国にて劇場公開を迎え、9日までの興行収入が全世界で約3億7700万ドル(約500億円)と好調なスタートを切った。『アナと雪の女王2』(2019)超えとなる数字に、早くも続編企画が実現しそうな雰囲気も十分だ。
キノコ王国の平和を乱す大魔王クッパの声を演じたブラックは、続編にクッパが登場するかは定かでないと語っている。「『カンフー・パンダ』に数本出ましたが、作品ごとに異なる悪役が出てきました。『スーパーマリオ』も同じことをするかもしれません」とヴィラン交替の可能性をほのめかしている。
「もっと力強く、もっと邪悪な悪役がいたらどうします?そうしたらまだ見ぬ悪の力に対抗して、僕たちの世界を守るべく、マリオと仲間たちを助けるために戻ってくる必要があるかもしれません。僕が考えてること、わかりますか?ワリオですよ!ペドロ・パスカルがワリオを演じればいい。」
ワリオはゲームボーイ用アクションゲーム『スーパーマリオランド2 6つの金貨』に初登場したキャラクターで、マリオの幼馴染かつ最大のライバルという設定だ。凄まじいまでの怪力と、不死身に近い耐久力を誇る。黄色と紫のコスチュームと、逆立ったヒゲやダミ声が特徴的だ。
パスカルといえば、代表作「THE LAST OF US」とマリオカートをコラボレーションさせた奇想天外なコントを米人気番組「Saturday Night Live」内で披露し、大きく話題となった。ポップで明るいマリオカートとシリアスでスリリングな「THE LAST OF US」のギャップが笑いを誘ったが、コント内でマリオを演じたパスカルは確かにハマり役。ブラックが言う通り、続編でワリオ役も大いに考えられそうだ。
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は、声の出演として、マリオ役をクリス・プラット(吹替:宮野真守)、ピーチ姫をアニャ・テイラー=ジョイ(吹替:志田有彩)、ルイージをチャーリー・デイ(吹替:畠中祐)、クッパをジャック・ブラック(吹替:三宅健太)、キノピオをキーガン=マイケル・キー(吹替:関智一)らが務める。
監督は『ティーン・タイタンズGO! トゥ・ザ・ムービー』(2018)のアーロン・ホーヴァス&マイケル・ジェレニック、脚本は『ミニオンズ フィーバー』『レゴ®ムービー2』のマシュー・フォーゲルが務めた。製作はイルミネーションの創業者・最高経営責任者のクリス・メレダンドリ、任天堂の代表取締役フェローである宮本茂。ユニバーサル・ピクチャーズと任天堂が共同出資し、ユニバーサル・ピクチャーズが世界配給を担当する。
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は2023年4月28日(金)に全国公開。
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Source:GameSpot