リドリー・スコット製作「パッセージ」少女とおじさんの異色バディ×終末モノ、イッキ観推奨のSFサスペンス


奇怪な能力で何かを企てる感染者。一度観れば、その全貌が知りたくてたまらない。リドリー・スコット作品が大好きだというこがけんさんは、こう考察する。「今作も、“神の領域に踏み込んでしまった人間” vs “人間を超えた存在”の構図なんですよ。『ブレードランナー』や『エイリアン』と通じるものもあって、リドリー・スコットが好きな題材なんだと思います。僕は、リドリー・スコットって人間が嫌いなんだと思っているんです。『エイリアン:コヴェナント』(2017)で、マイケル・ファスベンダーがアンドロイドを演じているんですけど、アンドロイドがほぼ主役なんですよね。『エイリアン』だって、人間は生き残りますけれど、完全生命体としてのエイリアンに焦点を当てている。今作「パッセージ」でも、リドリー・スコットは感染者の方にも思い入れがあるんじゃないかな。」

「パッセージ」の息をもつかせぬスリリングなストーリーは、エピソードを追うごとに加速する。後半にかけては、恐るべき陰謀の存在や、感染者たちの脅威が本格化する怒涛の展開。オモテの目的は「人類を救うため」のプロジェクト・ノア、その真の目的とは?こがけんさんは「プロジェクト名に“ノア”と付いて、うまくいった試しがない!」とツッコミを入れるが……。

映画を凌ぐSFサスペンス・アクション超大作「パッセージ」(全10話)は、先行デジタル配信中。2019年11月2日(土)SEASONSコンパクトBOX発売(¥4,752+税)。DVD vol.1-5 同時レンタル開始。「ウォーキング・デッド」などのゾンビもの、終末ものがお好みの方はもちろん、『LOGAN/ローガン』『レオン』など少女とおじさんの逃走劇に惹かれる方、SFサスペンス好きにイチオシのドラマだ。