サイモン・ペッグ&エドガー・ライト監督が再タッグへ ─ 最強コンビが新作企画を準備中

映画監督エドガー・ライト、俳優サイモン・ペッグの盟友コンビが、久々の再タッグを組むことがわかった。
ライト&ペッグは、コメディ番組「SPACED 俺たちルームシェアリング」(1999-2001)のほか、今もなお絶大な人気を誇る『ショーン・オブ・ザ・デッド』(2004)『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』(2007)『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』(2013)の“コルネット3部作”でタッグを組んだ、いまや伝説ともいえる顔合わせ。近年はそれぞれのプロジェクトに参加していたが、12年越しに新作を準備しているという。
現在、ライトはスティーヴン・キング原作&グレン・パウエル主演『ランニング・マン』の仕上げ作業まっただなか。ボストンで開催されたFan Expoに登場したペッグは、『ランニング・マン』が2025年11月7日に米国公開されたあと、「一緒に新作を書く時間をつくる」と明かした(『ランニング・マン』の日本公開日は2026年1月30日)。
“コルネット3部作”は、ライト&ペッグとニック・フロストが集結したコメディシリーズの総称(物語はそれぞれ独立している)。ライト&ペッグが再び新作を手がけるとなれば、同じくコメディ路線の新作を期待したくなるが、ペッグは「まったく違った作品になるかもしれない」と強調した。「皆さんにガッカリされる」リスクを冒してでも、新境地に挑戦する意向を示した。
「エドガーと僕が親しくなったきっかけで、ずっと大好きなのがコーエン兄弟です。『赤ちゃん泥棒』(1987)のような史上最も面白いコメディ映画を観ると、次回作も同じようなものになるんだろうなと思いますが、実際は『ミラーズ・クロッシング』(1990)でした。僕も、皆さんにガッカリされたいような気分になるんです。自分たちに期待されているものではない映画を作りたくなる。」
現時点でライト&ペッグがどのような構想を抱いているのか、どのようなスケジュールで企画が進行するのかは不明。いずれにせよ、業界が熱い視線を注ぐプロジェクトとなることは間違いないだろう。
ちなみに気になるのは、同じく「SPACED」や“コルネット3部作”に出演してきたニック・フロストも復帰できるかどうかだ。ペッグいわく、「まずはハグリッドの衣裳を脱がせなきゃ」。ドラマ「ハリー・ポッター」シリーズでハグリッド役を演じるフロストは、おそらくかなりの長期にわたってスケジュールを拘束されていると思われる。すべてはスケジュール次第だろうか?
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Source: Collider