スピルバーグ、約20年ぶりのオスカーなるか?『ペンタゴン・ペーパーズ/​最高機密文書』現代を撃つ予告編&新写真到着!

巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督の最新作、『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』の予告編と新たな場面写真が到着した。本作はオスカー俳優、メリル・ストリープ&トム・ハンクスが初競演を果たすことで注目を集めている一本だ。二人の俳優による緊張感あふれる演技を、予告編の冒頭からまずはじっくりと味わってほしい。


ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書

©Twentieth Century Fox Film Corporation and Storyteller Distribution Co., LLC.

豪華布陣結集、「今撮るべき」実話映画


本作『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』の予告編は、アメリカ初の女性新聞発行人として足固めをしようとしていたワシントン・ポスト紙のキャサリン・グラハム(メリル・ストリープ)と、同紙の編集主幹ベン・ブラッドリー(トム・ハンクス)が、“例の文書”について密談するシーンから始まる。
この“例の文書”とは、ベトナム戦争が泥沼化し、アメリカ国民の間に疑問や反戦の気運が高まっていた1971年、国防総省がベトナム戦争に関する経過や客観的な分析を記録した、通称「ペンタゴン・ペーパーズ」のこと。トップシークレットだったこの文書の存在をニューヨーク・タイムズ紙がスクープしたことを皮切りに、ジャーナリストたちは30年にわたって隠されてきた“ベトナム戦争の真実”が記された文書を追うため団結し、奔走することになる……。

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書

©Twentieth Century Fox Film Corporation and Storyteller Distribution Co., LLC.

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書

©Twentieth Century Fox Film Corporation and Storyteller Distribution Co., LLC.

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書

©Twentieth Century Fox Film Corporation and Storyteller Distribution Co., LLC.

報道に対する政府の圧力、そしてジャーナリストたちの抵抗を描く本作は、スピルバーグが「今、撮るべき作品」だと決意して撮りあげた入魂の作品だ。メリル・ストリープ&トム・ハンクスによる演技もさることながら、予告編からは画面にみなぎる緊張感を見てとることもできるだろう。実在の人物たちの姿を追った本作は、立場を超えた熱い信念や絆、そして人々の思惑や葛藤をめぐるドラマとなって今を生きる私たちに迫ってくるに違いない。

 

本年度アカデミー賞最有力ともいわれる『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』は、スピルバーグにとって『プライベート・ライアン』(1998)以来の監督賞受賞、そして『シンドラーのリスト』(1993)以来となる作品賞受賞をかけた機会でもある。約20年ぶりのオスカー獲得となるか、賞レースでの動向にもぜひ注目したいところだ。
なお、本作の脚本はリズ・ハンナ&『スポットライト 世紀のスクープ』(2016)のジョシュ・シンガーが執筆し、音楽は重鎮ジョン・ウィリアムズが担当している。

映画『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』は2018年3月全国ロードショー

(文:Takatoshi Inagaki)

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