セックス・ピストルズ伝記ドラマ、劇中カット公開 ─ ダニー・ボイル監督、パンクの伝説を映像化

イギリスの伝説的パンク・ロックバンド「セックス・ピストルズ」を描く伝記ドラマ「Pistol」より、ライブシーンを収めた劇中写真が米Rolling Stonesで公開された。同サイトの記事では、2枚の写真が掲載されている。

ドラマでは、ギタリストのスティーヴ・ジョーンズによる伝記『Lonely Boy: Tales from a Sex Pistol』に基づき、セックス・ピストルズが「ロンドンの公営住宅から、ヴィヴィアン・ウエストウッドとマルコム・マクラーレンによるキングスロードのブティックSEX、そして史上最も影響力のあるアルバムに挙げられる『勝手にしやがれ!!』発売による世界的な論争に至るまで」の物語を描くとされる。

監督と製作を手掛けるのは、『トレインスポッティング』（1996）でイギリスの若者のドラッグ漬けの日常を切り取り、『イエスタデイ』（2019）ではビートルズが消えた世界を描いたダニー・ボイル。脚本には『ムーラン・ルージュ』（2001）や『華麗なるギャツビー』（2013）などのクレイグ・ピアースが参加している。

セックス・ピストルズのメンバーを演じるのは、スティーヴ・ジョーンズ（ギター）役に『ベイビーティース』（2019）トビー・ウォーレス、ジョニー・ロットン（ボーカル）に『1917 命をかけた伝令』（2019）のアンソン・ブーン、ポール・クック（ドラム）に新鋭ジェイコブ・スレイター。シド・ヴィシャス（ベース）を演じるのは『エノーラ・ホームズの事件簿』（2020）ルイ・パートリッジだ。

ほか、ブティック「SEX」のパンク・アイコンとして知られるジョーダン役を「ゲーム・オブ・スローンズ」（2011-2019）メイジー・ウィリアムズが、クリッシー・ハインド役をカイル・チャンドラーの娘であるシドニー・チャンドラーが、ピストルズの前身バンドでギターを務めたウォーリー・ナイチンゲール役をディラン・ルウェリンが、シド・ヴィシャスの恋人ナンシー役を「ウィッチャー」（2019）エマ・アップルトンが、マルコム・マクラーレン役を「クイーンズ・ギャンビット」（2020）「ゲーム・オブ・スローンズ」のトーマス・ブロディ＝サングスターが、ヴィヴィアン・ウエストウッド役を「ウエストワールド」（2016-）タルラ・ライリーが、シド・ヴィシャス加入以前のベーシストであるグレン・マトロック役をクリスチャン・リーズが演じる。

全6話構成のリミテッドシリーズで、米FXで2022年放送予定。史上最もアイコニックなバンドの物語を、ダニー・ボイルはいかに映像化するか。

Source:Rolling Stones,/Film