ブラッド・ピット、『教皇選挙』監督×A24の新作映画に出演決定

『教皇選挙』エドワード・ベルガー監督の新作映画『ザ・ライダース(原題:The Riders)』にブラッド・ピットが出演することがわかった。製作はA24が手がける。米Deadlineなどが報じている。
本作はティム・ウィントンが1994年に発表し、ブッカー賞候補となった同名小説の映画化。ピット演じる主人公フレッド・スカリーは、2年間にわたりヨーロッパを旅したあと、妻ジェニファー、幼い娘ビリーと3人でアイルランドに住むことを決める。妻の願いで古民家を購入したフレッドが、数週間かけて改装しているあいだ、妻子はオーストラリアに戻った。ところが、戻ってきたのはビリーだけだった。何も告げず姿を消したジェニファーを探すため、フレッドは娘とともに旅に出る──。
脚本は『サスペリア』(2018)『ボーンズ アンド オール』(2022)のデヴィッド・カイガニック。プロデューサーにはベルガー&ピット&カイガニックのほか、リドリー・スコットも名を連ねた。スコットの製作会社Scott Free Productionsからマイケル・プルス、ピットの製作会社Plan B Entertainmentからジェレミー・クレイナー&デデ・ガードナーも参加している。
もともとカイガニックは、原作小説の映画化をScott Freeに持ち込み、10年間にわたり脚本開発を進めてきたとのこと。ベルガーとカイガニック、Scott Freeはテレビシリーズ「ザ・テラー」(2018)でタッグを組んでおり、ベルガーが『ザ・ライダース』の脚本に注目し、さらにピットが出演を承諾したことから企画が動き出した。最終的にA24が権利を獲得し、出資と世界配給を担当する。
撮影は2026年初旬よりヨーロッパ各地で実施される予定。ベルガー監督は、スパイ容疑を受けてロシアに拘束されたウォール・ストリート・ジャーナル誌の記者エヴァン・ガーシュコビッチの実話映画に先日就任したが、報道によると本作が先行する模様。ピットはデヴィッド・フィンチャー監督&クエンティン・タランティーノ脚本『The Continuing Adventures of Cliff Booth(原題)』の撮影を今夏に控えており、同作が次回作となる。
なお、ピットは新作映画『F1/エフワン』が6月27日(金)に日米同時公開予定。ベルガー監督はコリン・ファレル主演のNetflix映画『The Ballad of a Small Player(原題)』が秋にも配信される見込みだ。
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Source: Deadline