【悲報】ピクサー「2020年以降は続編をしばらく作らない」と宣言
ピクサー・アニメーション・スタジオ社は、2020年以降にシリーズの続編映画をしばらく作らない方針を明かした。社長のジム・モリス氏がEntertainment Weeklyの取材に対して答えたものだ。
新たな続編の計画なし
これらに加えて、ピクサー社は2020年の3月・6月に2本の映画を公開する予定だが、モリス氏によるとその2本はそれぞれ独立したオリジナル作品になるという。その後もさらにオリジナル作品を2本作る計画があり、スケジュールは未定ながら早い時期の製作を予定しているという。一方でモリス氏は、続編を製作する計画は現在ないと話した。

オリジナルよりも続編を作るほうが難しい?
ピクサー社が方針を決めた背景には、同社のスタンスが深く関わっている。モリス氏は続編のあり方についてこう述べている。
「オリジナル版の監督にいいアイデアがあって、彼が喜んでやりたいと思わないかぎり続編は作りません。いくつかの点で続編は(オリジナル版よりも)難しいものです。なぜならすでに世界は出来上がっていて、それが作品の助けにもなることもあれば、期待を裏切れないということにもなるからです」
実際のところ、以前の作品の続編が期待される監督たちは、現在まったく別のプロジェクトに参加している。
『インサイド・ヘッド』のピート・ドクター監督にはオリジナル作品のアイデアがあり、『レミーのおいしいレストラン』のブラッド・バード監督は『Mr.インクレディブル2』の製作真っ最中で、『レミー~』続編の話はモリス氏も聞いたこともないという。『WALL・E』はモリス氏がプロデューサーを務めた作品だが、やはり新たな物語の計画がないようだ。こうした作品の続編を観られるのはおよそ10年後と考えてもいいかもしれない。
http://www.forbes.com/sites/dorothypomerantz/2015/06/22/with-inside-out-pixar-returns-to-fighting-form/
モリス氏は、ピクサーのストーリー選びは「なんでもあり」だと強調する。前作から13年を経た『ファインディング・ドリー』や、さらには前作から15年後の公開となる『Mr.インクレディブル2』が実現するのもそのためだろう。観たい続編がある人はぜひ気長に待ってみることにしよう。10年、20年後にも実現する日が来るかもしれない。
source:
http://www.ew.com/article/2016/07/01/pixar-sequels-ratatouille-wall-e-inside-out
eyecatch image:https://www.youtube.com/watch?v=XEaDVq4Vrzk