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『パイレーツ・オブ・カリビアン』ジョニー・デップの復帰にディズニーが難色示す、米報道

Prod DB © Walt Disney Pictures 写真:ゼータ イメージ

『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズでジャック・スパロウ役を演じてきたジョニー・デップの新作復帰に、ディズニー側が難色を示していることがわかった。米The Hollywood Reporterが報じている。

ディズニーの人気アトラクション「カリブの海賊」に基づく『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズは、2003年『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』から2017年『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』まで5作品が製作され、累計興行収入は45億ドルを記録。デップはジャック・スパロウ役としてシリーズを牽引してきたが、2018年ごろから、元妻アンバー・ハードへのドメスティック・バイオレンス疑惑や高額の出演料ゆえにシリーズ卒業が噂されてきた

報道によると、『パイレーツ・オブ・カリビアン』のプロデューサーであるジェリー・ブラッカイマーは、シリーズの次回作であるマーゴット・ロビー主演の新作映画(タイトル未定)にジャック・スパロウをわずかにでも登場させることを望んでいたとのこと。しかし、ディズニー側はこれに消極的だとされている。

2020年11月には、英国のタブロイド紙「The Sun」がデップを「妻殴り(wife beater)」と形容したことによる名誉毀損裁判でデップが敗訴。これを受けて、デップは米ワーナー・ブラザースの提案に応じ、『ファンタスティック・ビースト』第3作(タイトル未定)のゲラート・グリンデルバルド役を降板していた。ただし、ディズニーはこの裁判以前から『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズへの復帰には前向きではなかったという。

なおディズニーは、マーゴット・ロビー版のほかにも『パイレーツ・オブ・カリビアン』の新作映画を企画中。脚本には「チェルノブイリ」(2019)のクレイグ・メイジン、シリーズ第1~4作のテッド・エリオットが就任していたが、2020年12月現在の具体的な進捗状況はわかっていない。同作がジャック・スパロウの再登場を前提とするものだったのか、また異なるキャラクターを主人公とする物語だったのかも不明だ。

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Source: The Hollywood Reporter

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。