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ARでポケモンを捕まえるスマホゲーム『ポケモンGO』海外で熱狂ヒットの中、初の怪我人発生、遺体発見などの事態に

Google社内スタートアップNiantic,Inc.と株式会社ポケモン、任天堂が手掛けるスマホゲーム『ポケモンGO』が日本に先駆けアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドで先行リリースされるやいなや大ヒット、配信開始後およそ5時間でダウンロードランキングで1位を獲得した。多くのユーザーがポケモンGETに躍起になり、スマホ片手に家の中や街中をウロウロしまくるという異常事態に進展しているそうだ。
あまりの熱狂ぶりに、初の怪我人の発生や、プレイ中に川で人間の死体を見つけてしまった悲運なユーザーなどの話題も挙がっている。

ポケモンGOとは

ポケモンGOは、スマホのカメラを通じて現実世界に現れるポケモンを探し、僕らがよく知るポケモンのようにモンスターボールを使って集めていくゲームだ。なんだかよくわからない人もこの予告編を観てもらえれば謎の感動を覚えることだろう。

海外ユーザー、ハマりまくり

http://www.mobipicker.com/pokemon-go-common-errors/
http://www.mobipicker.com/pokemon-go-common-errors/
現実世界にポケモンが現れるといった夢の様なゲームシステムに多くのユーザーが虜になり、ふだん外出の少ないようなユーザーもポケモンを探しに街に出かけるといった現象が起こっている。
ゲーム内で “ポケストップ”と呼ばれるエリアに移動すると、アイテムがもらえるといった仕掛けがあるのだが、ユーザーの間では普段滅多に出掛けないような教会に、ポケストップ目当てで行ってしまったといった報告が相次いでいる。ねとらぼではこの様子を以下のように伝えている。

「『ポケモンGO』が俺を教会へと連れて行きたがる、俺は罪を背負っているんだ」というジョーク混じりの嘆きや「教会へ行ったけど、お葬式中だった」といった悲壮感あるつぶやきが存在するものの、多くのユーザーは「ドロップゾーンがあったから、初めて教会へ行ったよ。ジーザス、お前を愛してるぜ」「『ポケモンGO』のおかげで久しぶりに教会へ来た」「子供を教会へ連れて行くのがまさかこんな簡単だったとは#PokemonGo」など、教会へ行ったことを楽しげに報告している。

また、オーストラリア警察に至ってはポケモンGOユーザーに向けて、

「ダーウィン警察署はポケストップになっているようですが、モンスターボールを手に入れるために実際に署内に立ち入る必要はありません、

また、交差点を渡る際はスマホから目を離して左右を確認しましょう。”サンド”はそう逃げやしませんよ。安全を守って、ポケモンGETだぜ!

注意喚起を行うほど熱狂的なムーブメントを起こしている。

そんなに熱中するものなの?

ポケモンGOを単なるARゲームと捉え、なぜそこまで人々を熱中させるのか理解できないだろうか?『ポケモンGO』のおかげでたくさん歩けて健康にいい、なんて意見も挙がっているが、このようなムーブメントは位置情報連動ゲーム『イングレス(Ingress)』のものとよく似ている。

イングレスからの継承

イングレス
http://realdigital.be/news/augmented_reality_game_ingress/
ポケモンGOの開発を手掛けるNianticが同様に開発・運営するイングレスも、同じく実際に街を歩きながらプレイするオンラインゲーム。このゲームをかなりザックリ説明すれば、ユーザーは緑チームと青チームに分かれ、現実世界の各地に設置された”ポータル”に実際に足を運んで占拠していく。獲得したポータルをもとに陣取りゲームを行っていく、といったものだ。
イングレスは全世界ダウンロード回数が1,100万回を超えており(東洋経済オンライン)、そのゲーム性から町興しなどの観光業への活用も進み、イベントには数千人規模が国内外から集結する。筆者の友人には、もともと熱心なバイカーであったがイングレスのためにバイクをやめて自転車に乗り換えた、という者もいる。(本人は健康にもいいと喜んでいた。)

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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