カメラに隠された恐ろしい秘密を描く新感覚ホラー『ポラロイド』ポスター・ヴィジュアルが解禁!出演者&監督にも要注目

ディメンション・フィルムズ製作による、2017年8月25日米国公開予定のホラー作品『ポラロイド(原題 : Polaroid)』のティザー・ポスター・ヴィジュアルが公開されて話題を集めている。まずはそのヴィジュアルを御覧いただきたい。
FIRST LOOK: From the producers of the THE RING and THE GRUDGE, comes their next horror franchise: #POLAROID pic.twitter.com/1wqW8xOaAh
— Deadline Hollywood (@DEADLINE) 2017年4月27日
ポスター上部には『POLAROID』というタイトルロゴと、その下には「BEWARE THE CAMERA(カメラに気を付けろ)」という赤い文字、さらに「ONCE YOU TAKE IT, IT TAKES YOU.」という謎めいた言葉が記されている。そして下部には、木の床板が敷かれた暗闇の中にポラロイドカメラが浮かんでおり、シャッターボタンの脇には「DO NOT PRESS(押すな)」の文字が荒々しく刻まれている。しかしすでにシャッターを切ってしまった後のようで一枚の写真が吐き出されていて、現像された写真の白枠には公開日を示す「AUGUST 25」の赤い文字が記されている。写真に何が写っているのかはこの段階では不明である。
ちなみにこのポスターのポラロイドカメラは、折畳式のブックスタイルを特徴とするポラロイドSX-70。同タイプのポラロイドカメラは個人的にも所有しているが、このタイプはアンディ・ウォーホルが好んで使用していたことでも知られており、現在でも愛好家は多いと言われている。
ホラー映画界に新たな新鋭
さて、本作品の監督であるノルウェー出身のラーズ・クレブバーグは、若い頃から写真に非常に強い興味を持っていたそうで、大学で映画制作を学び、2012年の『ザ・ウォール(原題 : The Wall)』という黙示録的な短編作品で注目を集めた人物である。
そして2015年には、自身の最新作と同じタイトルの『Polaroid』という短編作品を制作し、高い評価を受けている。つまり、この短編作品で見出されたクレブバーグ監督が、同作を原点として製作した長編デビュー作が、今回ご紹介している『ポラロイド』なのである。以下は短編版の予告編。
昨今、短編作品で見出された監督が、その長編化という形でハリウッド・デビューを果たすというケースが増えているように感じられる。例えばジェームズ・ワンに見出された『ライト/オフ』のデヴィッド・F・サンドバーグ監督や、ギレルモ・デル・トロに見出された『MAMA』のアンディ・ムスキエティ監督などは、その代表的な例ではないだろうか。インターネットの普及と、それに伴うYouTubeやvimeoのような動画共有サービスの進化により、自身の映像作品を世界に向けて公開することへのハードルはずいぶんと低くなっているはずである。その為、優れた作品を制作することが出来る能力を持ち、なおかつそれを受けとめてくれるパトロンにさえ恵まれれば、ハリウッド・デビューというドリームにさえも手が届くというわけなのだ。
『ポラロイド』注目の出演者たち
短編版の『ポラロイド』は、前述の予告編映像にあるようにリンダとサラという2人の女性が主人公であり、サラの母の死後に家の中で見つけた古いポラロイドカメラの恐怖が描かれている。ところが、長編版の本作はバード・フィッチャーという孤独な高校生が主人公とのことである。
キャストには、『ファインディング・カーター(原題 : Finding Carter)』のキャサリン・プレスコット、『X-ファイル』のウォルター・スキナー副長官役でお馴染みミッチ・ピレッジ、『アイウィットネス(原題 : Eyewitness)』のタイラー・ヤングなどが顔を揃えている。
Kathryn Prescott, Tyler Young & More Cast In ‘Polaroid’; Hal Linden & Ryan Ochoa Join ‘The Samuel Project’ https://t.co/AG4ztZ0ySn pic.twitter.com/Yd6DQs5UMJ
— Deadline Hollywood (@DEADLINE) 2017年3月8日
以下の写真は2017年版『ポラロイド』の撮影現場でのもの。左からラーズ・クレブバーグ監督、ミッチ・ピレッジ、そして撮影監督のパル・アルリク・ラクセスである。
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