カメラに隠された恐ろしい秘密を描く新感覚ホラー『ポラロイド』ポスター・ヴィジュアルが解禁!出演者&監督にも要注目

ディメンション・フィルムズ製作による、2017年8月25日米国公開予定のホラー作品『ポラロイド(原題 : Polaroid)』のティザー・ポスター・ヴィジュアルが公開されて話題を集めている。まずはそのヴィジュアルを御覧いただきたい。

ポスター上部には『POLAROID』というタイトルロゴと、その下にはBEWARE THE CAMERA(カメラに気を付けろ)」という赤い文字、さらに「ONCE YOU TAKE IT, IT TAKES YOU.」という謎めいた言葉が記されている。そして下部には、木の床板が敷かれた暗闇の中にポラロイドカメラが浮かんでおり、シャッターボタンの脇には「DO NOT PRESS(押すな)」の文字が荒々しく刻まれている。しかしすでにシャッターを切ってしまった後のようで一枚の写真が吐き出されていて、現像された写真の白枠には公開日を示す「AUGUST 25」の赤い文字が記されている。写真に何が写っているのかはこの段階では不明である。

ちなみにこのポスターのポラロイドカメラは、折畳式のブックスタイルを特徴とするポラロイドSX-70。同タイプのポラロイドカメラは個人的にも所有しているが、このタイプはアンディ・ウォーホルが好んで使用していたことでも知られており、現在でも愛好家は多いと言われている。

ホラー映画界に新たな新鋭

さて、本作品の監督であるノルウェー出身のラーズ・クレブバーグは、若い頃から写真に非常に強い興味を持っていたそうで、大学で映画制作を学び、2012年の『ザ・ウォール(原題 : The Wall)』という黙示録的な短編作品で注目を集めた人物である。

そして2015年には、自身の最新作と同じタイトルの『Polaroid』という短編作品を制作し、高い評価を受けている。つまり、この短編作品で見出されたクレブバーグ監督が、同作を原点として製作した長編デビュー作が、今回ご紹介している『ポラロイド』なのである。以下は短編版の予告編。

昨今、短編作品で見出された監督が、その長編化という形でハリウッド・デビューを果たすというケースが増えているように感じられる。例えばジェームズ・ワンに見出された『ライト/オフ』のデヴィッド・F・サンドバーグ監督や、ギレルモ・デル・トロに見出された『MAMA』のアンディ・ムスキエティ監督などは、その代表的な例ではないだろうか。インターネットの普及と、それに伴うYouTubeやvimeoのような動画共有サービスの進化により、自身の映像作品を世界に向けて公開することへのハードルはずいぶんと低くなっているはずである。その為、優れた作品を制作することが出来る能力を持ち、なおかつそれを受けとめてくれるパトロンにさえ恵まれれば、ハリウッド・デビューというドリームにさえも手が届くというわけなのだ。

『ポラロイド』注目の出演者たち

短編版の『ポラロイド』は、前述の予告編映像にあるようにリンダとサラという2人の女性が主人公であり、サラの母の死後に家の中で見つけた古いポラロイドカメラの恐怖が描かれている。ところが、長編版の本作はバード・フィッチャーという孤独な高校生が主人公とのことである。

キャストには、『ファインディング・カーター(原題 : Finding Carter)』のキャサリン・プレスコット、『X-ファイル』のウォルター・スキナー副長官役でお馴染みミッチ・ピレッジ、『アイウィットネス(原題 : Eyewitness)』のタイラー・ヤングなどが顔を揃えている。

以下の写真は2017年版『ポラロイド』の撮影現場でのもの。左からラーズ・クレブバーグ監督、ミッチ・ピレッジ、そして撮影監督のパル・アルリク・ラクセスである。

タイラー・ヤング、キャサリン・プレスコットとミッチ・ピレッジとのツーショットも。

そして注目すべきは、本作品にはリドリー・スコット監督による『エイリアン: コヴェナント』でもモーションキャプチャー俳優を演じているハビエル・ボテットが出演していることである。

もしかすると彼のことをご存じない方は多いかも知れないが、ジャウマ・バラゲロ監督の『REC/レック』、アンディ・ムスキエティ監督の『MAMA』、ギレルモ・デル・トロ監督の『クリムゾン・ピーク』、そしてジェームズ・ワン監督の『死霊館 エンフィールド事件』などで、どう考えてもフルCGIにしか見えないクリーチャー役を実際に演じている俳優なのである。

ジェームズ・ワンは自身のツイッターで以下の様なことも述べている。

ハビエル・ボテットは自身が抱える“マルファン症候群”という先天性の難病を強烈な個性として活かし、様々な作品で大いに活躍する人物なのである。ちなみにこの病気は簡潔に述べると、全身の結合組織を形成する蛋白質が充分機能しないために奇形などを引き起こすもので、多発奇形症候群とも言われている。その為彼は2メートルを超す高身長にわずか50キロ程の体重という、パラノーマルなクリーチャー役には最適な容姿を持ち合わせているのだ。以下の動画は『MAMA』撮影時の動作テストの模様である。これに比べるとダグ・ジョーンズが霞んで見えてくる……。

というわけで、ポラロイドカメラというキャッチーなキーアイテムに加え、もしかすると本作品には強烈なヴィジュアルを持つ超常的な怪人あるいは怪物が登場する可能性も浮上してきているというわけだ。今後公開されるであろう予告編、そしてさらにはポラロイドに絡ませた個性的なプロモーションが展開されるであろうことが、実に期待される作品である。

Sources: http://www.imdb.com/title/tt5598292/?ref_=ttfc_fc_tt
https://en.wikipedia.org/wiki/Javier_Botet
Eyecatch Image: https://twitter.com/DEADLINE/status/857728291855155201

About the author

普段はあまり摂取しないコーヒーとドーナツを、無駄に欲してしまう今日この頃。You know, this is - excuse me - a damn fine cup of coffee.

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