『トップガン マーヴェリック』グレン・パウエル、『エクスペンダブルズ3』打ち上げでセキュリティにブン殴られる

俳優グレン・パウエルは33歳の時、『トップガン マーヴェリック』(2022)のハングマン役で大ブレイクを果たした。実はパウエル、下積み時代は長く、スクリーンデビューは2003年公開の『スパイキッズ3-D:ゲームオーバー』。15歳の時だった。以降の長いキャリアの中では、自身の出演作のパーティ会場で出演者と認識されず、セキュリティの男から追い出されるという、苦い思い出も経験していたという。
『トップガン マーヴェリック』での出演を機に、パウエルは今やハリウッドの引っ張りだこ俳優となった。しかし、それまで活躍していなかったというわけではなく、『ダークナイト ライジング』(2012)や『ドリーム』(2016)といったメジャー作品にも出演していた。
2014年にはハリウッドのオールスターが集結したアクション映画『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』にも出演した。パウエルが演じたのは、傭兵集団“エクスペンダブルズ”の新メンバー、凄腕ハッカーのソーン。映画公開の年、カンヌ国際映画祭では同作の関係者だけが参加できるパーティが開かれ、当然ながらパウエルもVIPとして招かれた。ここで悲劇が起きた。
米The Hollywood Reporterとの動画インタビューで、「ハリウッドで経験した初めてのクレイジーな喧嘩」について訊かれたパウエルは、パーティでの出来事を振り返る。シルベスター・スタローンやアーノルド・シュワルツェネッガー、ジェイソン・ステイサム、アントニオ・バンデラス、ウェズリー・スナイプスと錚々たる共演者の中で、「僕だけが唯一の無名でした」と語るパウエルは、パーティ会場のホテルで起きた喧嘩の経緯をこう説明している。
「カールトン・ホテルには、キャラクター全員の横断幕がかけられていました。ここでまさかの面白いことが起きたんですけど、『エクスペンダブルズ3』のパーティのVIPセクションから追い出されたんですよ。僕がVIPエリアにいるべきじゃないと判断した巨大な用心棒がいて。暴力沙汰に発展してしまいました。僕は顔をぶん殴られました。誰も僕のことを認識していなかったんでしょうね。」

自分の出演作にもかかわらず認識されなかったとは、なんとも辛い話。パウエルは、「自分の横断幕があるからといって、パーティに参加できるとは限りませんね」と笑い話として語っているが、当時はかなり屈辱的だっただろう。
パウエルの最新作は、2024年7月公開のディザスター映画『ツイスターズ』。今後には、エドガー・ライトが監督を務める『バトルランナー』(1987)のリメイク版や、アンソニー・マッキー&ローラ・ダーンとの共演の『Monsanto(原題)』、A24が手掛ける復讐スリラー『Hungtington(原題)』など主演作が続く。ここまでの活躍となれば、さすがにカンヌの用心棒もパウエルを認識しているだろう。
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