『トップガン マーヴェリック』後も何かとパイロット関連の作品が続いたハングマン役グレン・パウエル、続編も居心地良く挑めそう

36年の時を超えて銀幕に蘇ったスカイアクション映画『トップガン マーヴェリック』(2022)ハングマンで注目されたグレン・パウエル。準備中とされる続編でも再登場が見込まれるパウエルだが、アクロバット飛行隊「ブルーエンジェルス」の活躍を描くドキュメンタリー映画『The Blue Angels(原題)』にプロデューサーとして参加したことで、アプローチの仕方が変わったと話している。
『The Blue Angels』は、上空で一糸乱れぬ完璧な飛行を披露する新旧パイロットたちの厳しい訓練の様子を追う作品で、IMAXカメラで撮影されたスリリングなフライト・パフォーマンスもフィーチャーされる。パウエルは本作でプロデューサーを務めたほか、映画『ディヴォーション:マイ・ベスト・ウィングマン』(2022)でも朝鮮戦争で戦った実在の飛行士トム・ハドナーを演じたパウエルは、なにかと海軍飛行士との縁が続いているのだ。
パウエルは、これらの作品に参加したことで、海軍飛行士の世界に親しみを感じるようになったという。米Screen Rantのインタビューで、「『トップガン』と『ディヴォーション』に出演した後、海軍に一体感を感じようになりました。朝テキストをチェックする時に、(やり取りの相手の)多くがコールサインだという事実がすごくクールだし、今もパイロットたちを友達と呼べるのは最高だと思います」と語った。

説明の必要はないと思うが、コールサインとはパイロットを呼ぶ時に使うニックネームで、それぞれの個性が反映されることが多い。『マーヴェリック』で「ハングマン」のコールサインで呼ばれたパウエルは、『トップガン』に出演した時は自分にとって新しい世界だったが、今は海軍飛行士の世界に慣れ親しんだため、パイロットたちを「自分の家族」と呼べるとしている。「だから、この映画(『トップガン3』)に別の形で臨むことが出来るでしょう。全員にとって、もう少し生活感があって、居心地の良さを感じるだけでも素晴らしいことなんじゃないかな」とコメント。『トップガン3』では、もっとリラックスして撮影に挑めるだろうと示唆した。
『トップガン』第3作については、パウエルのほか、マーヴェリック役のトム・クールズとルースター役のマイルズ・テラーが続投の見込みだと伝えられている。
パウエルがプロデュースした『The Blue Angels(原題)』は米国のIMAXにて上映中で、2024年5月23日よりPrime Videoにて世界配信開始。
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※記事初出時、キャラクター名に誤記がありました。お詫びして訂正します。
Source:Screen Rant