『プレデター:バッドランド』にキャメロン「うまくいかないだろう」 ─ 鑑賞後「すごい、見事だ」

映画『プレデター』シリーズの最新作『プレデター:バッドランド』が、いよいよ2025年11月7日(金)に日米同時公開を迎える。
監督は前作『プレデター:ザ・プレイ』(2022)が絶賛された鬼才ダン・トラクテンバーグ。エンドクレジットでは、『アバター』シリーズの巨匠ジェームズ・キャメロンを「スペシャルサンクス」としてクレジットし、特別な謝意を捧げた。もっともキャメロンは、本作がうまくいくとは予想していなかったようで……。
米The Hollywood Reporterにて、トラクテンバーグはキャメロンとのエピソードを「僕は本当に恵まれています。(キャメロンと)同じ20世紀スタジオで映画を作ってきたおかげでしょうね」と振り返った。『プレデター:ザ・プレイ』をキャメロンが気に入って以来、2人は連絡を取り合っていたという。

ニュージーランド中央部のウェリントンで『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』を撮影していたキャメロンは、北部のオークランドで『プレデター:バッドランド』の撮影準備に入ったトラクテンバーグを招いた。これを受けて、トラクテンバーグは8時間かけてキャメロンの現場に向かったという。
「(『アバター』の)セットや編集室でともに時間を過ごしました。編集室では、僕たちがいかにとんでもないことを、とんでもない形でやろうとしているか、それが(『プレデター』)シリーズや、フィルムメイカーである僕に新しいことかを話したんです。その後、夕食の席で、彼は“考えていたんだけれど、君のやろうとしていることは成功すると思うよ”と言ってくれました。」
この一言はトラクテンバーグを大いに元気づけた。「いろいろな不可能を可能にしてきた人物に認められるなんて、本当にうれしかった」といい、撮影後にはまだ編集中の映画をキャメロンに共有し、具体的な質問をしたこともあったという。
もっともトラクテンバーグは、完成した『プレデター:バッドランド』を観たキャメロンから思わぬ言葉が飛び出したことに驚かされたと語っている。
「“正直に言うと、初めて君から話を聞いた時はうまくいくとは思わなかった。だけど、すごい。見事だね”と言ってくださいました。彼は、僕にとって大きな意味のあった最初の会話を覚えていなかったのか、それとも僕のような立場の人間が、何かを成功させるために聞くべき言葉を理解していたのか──おそらく後者でしょう。彼は、まさしく最高のタイミングで僕たちを後押ししてくれました。」
こうしてキャメロンは本作の“スペシャルサンクス”にクレジットされた。自らのプロデュース作品でさえ、公開後に容赦ない批判を繰り出すことで知られるキャメロンだけに、おそらくトラクテンバーグの仕事には本当に感銘を受けたのだろう。
『プレデター:バッドランド』は、シリーズ史上初、プレデターが物語の敵役ではなく主人公として登場。米Rotten Tomatoesでは89%フレッシュを獲得するなど、すでに鑑賞者からの評価は高い。2025年11月7日(金)日米同時公開。
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Source: The Hollywood Reporter


























