マーベル/Netflix『パニッシャー』主演俳優、出演をためらっていた?それでも「怖いものには挑戦したい」

マーベル/Netflixによるドラマ『Marvel パニッシャー』で主人公のフランク・キャッスル/パニッシャーを演じるのは、俳優ジョン・バーンサルだ。映画『ボーダーライン』(2015)や『ザ・コンサルタント』(2016)、『ベイビー・ドライバー』(2017)など話題作への出演が相次ぐ、いま洋画ファンが注目すべき人物のひとりである。

本作『パニッシャー』で、バーンサルはその存在感とアクションをいかんなく発揮し、重みのある作風とストーリーを力強く牽引していく。すでに「最高のパニッシャー」との呼び声もある彼だが、自身はパニッシャーを演じることに最初は戸惑いを覚えていたようだ。米Varietyのポッドキャストにて、その思いが語られている。

ジョン・バーンサル

Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/35348737214/ )

「怖いものを自分に引き寄せてみたい」


バーンサルがパニッシャーとしてのデビューを果たしたのは、ドラマ『Marvel デアデビル』シーズン2(2016)。その出演を決断する以前、彼は「スーパーヒーローもの」に出ることは一切考えたことがなかったという。

「すごく正直に話すと、スーパーヒーロー・フランチャイズに出たいなんて全然思っていなかったんですよ。まったく眼中になかったんです。僕が憧れる人たち、尊敬する俳優の多くは、そういうものを避けて通っていますしね。」

そんなバーンサルが興味を抱いたきっかけは、フランク・キャッスル/パニッシャーというキャラクターの人物造形、そしてビジュアルの特徴だった。

「彼(フランク・キャッスル)はスーパーパワーを持っていないし、マスクもしない。信じがたいほどの心の傷を負い、深い悲しみに沈んだ、父親であり夫なんです。すごく恐ろしいことだし、そこに惹きつけられましたね。
僕はいつも、怖いものを自分に引き寄せてみたいんです。僕は妻と子供のことを自分以上に愛しているし、自分の命は彼女たちに喜んで捧げます。そんな愛情を知ってはじめて、それを失うとはどういうことかを理解できるんですよ。本当に恐ろしいことですね。」

しかし『パニッシャー』では、怒り狂ったフランク・キャッスルが目を覆いたくなるような暴力と殺人に次々と手を染めていく。悲しみに暮れた男から、さながら“復讐の鬼”のようなダークヒーローへと転じていく人物造形を、バーンサルはどのように理解したのだろうか?

 

「彼を好かれる人物にしよう、共感できる人物にしようとは思いませんでした。自分の中で、この作品について結論が出ないことがあったとすれば、それはテーマの核心がどこにあるのかということでしたね。彼は闇の中を生きてるんです、みんなに納得してもらおうとはしていないんですよ。」

こうした発言から窺えるのは、バーンサルがフランク・キャッスル/パニッシャーを、いわゆる「スーパーヒーローもの」の登場人物ではなく、より現実に即した、リアルな存在として体現しようとしていたことだ。おそらく、彼がそうした思いに至ったのは『デアデビル』シーズン2の撮影中だったのだろう。

「僕はあまりテレビを見ないし、特にこういうジャンルは見ないんです。(『デアデビル』シーズン2では)落ち着いて演技をする時間をもらえたので、この男がどんな人間なのかを知ることができました。それからヴィンセント・ドノフリオ(キングピン役)の仕事を見て、これこそやりたかった世界だと思いましたね。」

ドラマ『Marvel パニッシャー』はNetflixにて配信中

Source: http://variety.com/2017/tv/news/the-punisher-jon-bernthal-podcast-remote-controlled-1202621804/
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/35348737214/ )

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THE RIVER編集部。わかりやすいことはそのままに、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすくお伝えしたいと思っています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp へ。

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