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シュレック『長ぐつをはいたネコ』続編映画、米予告編が公開 ─ 「ネコには9つの命がある」、最後の1回をどう生きる?

https://www.youtube.com/watch?v=xgZLXyqbYOc

『シュレック』シリーズのスピンオフ映画、『長ぐつをはいたネコ』(2011)の続編となる『Puss in Boots: The Last Wish(原題)』の米国版予告編が公開された。前作から11年、長年にわたる企画がとうとう結実する。

公開された予告編は、“プス”こと長ぐつをはいたネコが、巨大なモンスターと戦うシーンから始まる。チェロの弦に弾かれ、軽やかに宙を舞ってモンスターを倒したのもつかの間、モンスターの頭に吊るされていた鐘が落下。プスはあっけなく下敷きになって死んでしまった。「ドクター、落ち着けよ。俺は長ぐつをはいたネコだぜ、命は9つあるんだ」「あなた、何回死んだんです?」「えっと、数字は得意じゃないからな」。そこで知らされたのは、すでにプスが8回死んでいたという事実だった。

「最後の人生で、いったいどんなことをしたいんですか?」と医者は問う。前作に続いて登場するヒロインのキティ・フワフワーテは、「あと一回しか生きられない、だから特別な人生になる」と語りかける。かくしてプスとキティ、そして犬のペロは新たな冒険に繰り出すが、立ちはだかるのは弓矢の使い手、いかにも凶暴そうなオオカミ、そして“ゴルディロックスと3びきのくま”…!

プス役には『シュレック』シリーズからおなじみのアントニオ・バンデラスが復帰。いまやなかなか実写映画では味わえない、フレッシュで快活な演技を楽しむことができそうだ。キティ役は前作に続いてサルマ・ハエック、新キャラクターのペロを「シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア」ドラマ版(2019-)のハーベイ・ギーレン、ゴルディロックス役を『ブラック・ウィドウ』(2021)のフローレンス・ピューが演じる。そのほか『ファーザー』(2020)のオリヴィア・コールマン、「ナルコス」(2015-2017)のヴァグネル・モウラ、同じく『ブラック・ウィドウ』悪役のレイ・ウィンストンら豪華キャストが結集した。

監督はジョエル・クロフォード、製作はマーク・スウィフト。ふたりは『クルードさんちのあたらしい冒険』(2020)がゴールデングローブ賞のアニメ映画部門にノミネートされるなど実力を評価されているだけに、いかなる新風をもたらすかに期待が高まる。今までの『シュレック』シリーズとは一線を画するアニメーションのスタイルにも注目だ。

『長ぐつをはいたネコ』続編映画『Puss in Boots: The Last Wish(原題)』は2022年9月23日に米国公開予定

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Source: Collider

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。