『クワイエット・プレイス』前日譚映画は「ホラー映画ではなくドラマ寄り」と出演者 ─ 『PIG/ピッグ』監督が手がける「壮大な『ピッグ』」

人気ホラー映画『クワイエット・プレイス』シリーズの前日譚映画『クワイエット・プレイス:デイ・ワン(原題:A Quiet Place: Day One)』は、既存のホラー路線から方向を変え、ドラマ性の強い仕上がりになるという。出演者のアレックス・ウルフが予告している。
『クワイエット・プレイス』は、ごく小さな音にも反応する怪物によって荒廃した世界が舞台。メインシリーズでは音を立てずに暮らすアボット一家の物語が描かれた。その前日譚となる『デイ・ワン』では、別のキャラクターたちの視点からあの恐怖体験が帰ってくることになる。
出演者の1人であるウルフは、米Discussing Filmからのインタビューで『デイ・ワン』について言及し、「これはホラー映画ではないんです」と言い切った。「こう言ってしまうとトラブルになってしまうかもしれないですね」とも続けているが、その理由をこう説明している。
「これは『PIG/ピッグ』という映画の監督が手がける映画です。あの映画にも出演しましたが、どちらかといえばドラマ寄りなんです。200万ドル規模の映画から1億ドルの映画で同じ監督と同じ距離感で仕事するのはなんだか変な感じですね。」
『ピッグ』とは、ニコラス・ケイジ演じるトリュフハンターの男が愛する豚を何者かに誘拐され、復讐に出る2021年のスリラー映画。『デイ・ワン』は、同作でメガホンを取ったマイケル・サルノスキ監督の長編2作目となる。「映画には4、5人のキャラクターしか登場しません」と予告するウルフに言わせてみれば、「壮大なスケールで『ピッグ』を作っているような気分だった」という。
主演を務めるのは、『ブラックパンサー』シリーズのナキア役でおなじみのルピタ・ニョンゴ。共演にはウルフの他、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン4のエディ役で一躍注目を浴びたジョセフ・クイン、そして『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』(2021)で“島の男”を演じたジャイモン・フンスーが名を連ねた。おそらく、この4人を巡る物語が展開されるものと見られる。
Alex Wolff describes ‘A QUIET PLACE: DAY ONE’ as not a horror movie but part drama instead. pic.twitter.com/H4eIo2eMKM
— DiscussingFilm (@DiscussingFilm) January 7, 2024
映画『クワイエット・プレイス:デイ・ワン(原題:A Quiet Place: Day One)』は、2024年6月28日に米公開予定。