キアヌ・リーブス、ドラマ初主演 ─ ディカプリオとスコセッシ製作総指揮のシリアルキラーもの
『ジョン・ウィック』『マトリックス』シリーズのキアヌ・リーブスが、米ジャーナリストのエリック・ラーソンによるノンフィクション小説『悪魔と博覧会』(2006,文藝春秋)をドラマ化するリミテッドシリーズ「ザ・デビル・イン・ザ・ホワイトシティ(原題:The Devil in the White City)」に主演することが決定した。米Deadlineなど複数メディアが報じている。2022年1月には、本企画にリーヴスが主演で交渉中だと伝えられていた。
『悪魔と博覧会』は、イギリスで発生した切り裂きジャックによる連続殺人事件の数年後、アメリカで現れたシリアルキラーを題材とした史実に基づく物語。1893年に開催されたシカゴ万国博覧会の会場付近で連続殺人事件が発生し、のちにH.H.ホームズという名の医師が27人の殺害を自供した。本書は、博覧会の会場建設を率いていた建築家のダニエル・バーナムと、ホームズの2人に焦点を当てている。
現時点は、リーヴスがバーナムとホームズのどちらのキャラクターに配役されたのか明かされていないが、建築家のバーナムを演じるのはないかと見られている。
本書の映像化権は、2010年に俳優・プロデューサーのレオナルド・ディカプリオが獲得。2017年には、ディカプリオ主演、マーティン・スコセッシ監督による映画化企画として進捗があったが、以降動きは見られなかった。2019年に、米Huluがディカプリオとスコセッシを製作総指揮に据えたドラマ化企画を発表し、このたびリーヴスが主演する運びとなった。
全8話となるシリーズで、リーヴスはディカプリオ&スコセッシと共に製作総指揮も兼任し、『アイリッシュマン』(2019)のリック・ヨーン、『フッド:ザ・ビギニング』(2018)のジェニファー・デイヴィソン、「キャッスルロック」(2018‐2020)のサム・ショウ、『イン・ザ・ベッドルーム』(2001)のトッド・フィールドらも参加。ショウが脚本・ショーランナーを担い、フィールドは監督も務める。
リーヴスのドラマシリーズへの主演は本企画が初となるが、過去にはコメディ刑事ドラマ「スウィディッシュ・ディックス」(2016‐2018)で計13話にわたり主人公の友人テックス役で出演し、「Action(原題)」(1999)「Easy to Assemble(原題)」(2009)などにもゲスト出演したことがある。
リーヴス&ディカプリオ&スコセッシという超豪華タッグに期待が高まる「ザ・デビル・イン・ザ・ホワイトシティ(原題:The Devil in the White City)」は2024年のリリースを目標にしており、2023年に撮影開始予定。
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Source:Deadline