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『リメンバー・ミー』に『シャイニング』オマージュあり ─ 監督がシーン解説

リメンバー・ミー
© 2022 Disney/Pixar

色鮮やかで陽気な死者の国を舞台に、“家族の絆”が描かれるディズニーピクサーアニメリメンバー・ミー』(2017)。感動と音楽に満ちた本作は、子供から大人まで楽しめる一本だが、そこには映画史に残る恐怖映画へのオマージュがあった。それはスタンリー・キューブリックによるホラー映画、『シャイニング』(1980)だ。

『リメンバー・ミー』にてメガホンをとったリー・アンクリッチは、『シャイニング』のファンとして知られており、自身が監督を務めた『トイ・ストーリー』シリーズをはじめ、『ファインディング・ニモ』(2003)でもオマージュを捧げていた。本作では一体どこで、『シャイニング』へのオマージュを潜ませていたのだろうか?

Cinema Blendのインタビューにてアンクリッチ監督は、「ダンテが眠りから目覚めて、ミゲルのいる屋根裏の隠れ家に木を登って行くという場面があります」と一先ず説明。ちなみにダンテとは、メインキャラクターのミゲルといつも一緒にいる元気な野良犬の名前だ。ダンテが寝転ぶところの後ろに切り株があり、そこには“斧”が刺さっている。アンクリッチ監督によれば、これは「『シャイニング』に登場する斧のひとつ」だという。『シャイニング』における斧といえば、ジャック・ニコルソン演じる狂気に満ちた父親が、息子や妻を追いかけ回す際に使用していた凶器である。

アンクリッチ監督は、「このシーンの中には、非常にわかりにくい、『シャイニング』へのオマージュがもうひとつ存在します」と続けている。斧が刺さった切り株の横には、“赤いドラム缶”が置いてあるのだ。これだけではさすがにピンとこないと思うが、“赤いドラム缶”をまずは英訳してみよう。そうすると、“RED DRUM”となり、そのままふたつの言葉を繋げてみると、“REDDRUM”となる。“D”の文字がひとつ多いが、これは『シャイニング』に登場する言葉「REDRUM」への敬意を払ったもので、これを逆から読むと、“MURDER”となるのだ。つまりは殺人という意味である。もちろん、『リメンバー・ミー』のこのシーンで殺人が起きるわけではない。

そして3つ目のオマージュについて、アンクリッチ監督は「双子に関係するもので、それだけ伝えておきます。双子を見つけた方があまりいないのことに驚いていますが、ちゃんと出てきますからね」とその場所は秘密にしている。ダニーを誘うふたりの少女は一体どこにいるのか。こちらはサンライズコンサートのリハーサル・スペースでミゲルがダンテを追いかけている場面に登場。そのリハーサル・スペースのなかにふたりの少女が描かれた画が存在している。気になる方はチェックしてみよう。

『リメンバー・ミー』はディズニープラスで配信中。
※ディズニープラスは、ディズニーがグローバルで展開する定額制公式動画配信サービスです。

Source:Cinema Blend

Writer

Minami
Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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