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『フォースの覚醒』レイのフラッシュバック徹底考察と、レイはダークサイドに堕ちる説

先頃、フォースの覚醒を監督したJ.Jエイブラムス氏が、「フォースの覚醒にレイの両親は出ていない」という発言があり、熱狂的なファンの間では大騒ぎになっている。

後日、改めてJ.Jは「僕が言いたかったのは、レイは『エピソード7』で両親を発見しないということだ。彼女の世界にすでに登場していない、という意味ではないんだ」と発言。相変わらず、発言が曖昧というか・・・どこまで本当なのか分からない事をいう人である事では、有名な監督である。

日本国内でのBD&DVD販売直前ですがネタバレとしますので、慎重に進んでください。

 

【注意】

この記事には、映画『スター・ウォーズ / フォースの覚醒』に関するネタバレ情報を含んでいます。

 

レイはダークサイドに堕ちる?

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エピソード7『フォースの覚醒』で、父親ハン・ソロをライトセイバーで殺し、ダーク・サイドをモノにしたかのように見えるカイロ・レン。
二人が会話している時、スターキラーの太陽エネルギー充填が完了し、それまで二人を射していた光が無くなり、真っ暗になる描写。カイロ・レンの心から光が消えた瞬間が、上手く表現されている。

その後、カイロ・レンとレイはライトセイバー戦となり、カイロ・レンの「フォースを教えてやる」という言葉で、フォースが覚醒し始めたレイではあるが・・・

J.Jの「両親はフォースの覚醒に登場していない!」に迫る!

改めてレイの正体について、「フォースの覚醒にレイの両親は出ていない」発言を踏まえた上で推測してみたいと思う。

私は当初より、レイはハン・ソロ一家の娘であると推測。今でもそう思っているし、そうあって欲しいと願っている。
J.Jの発言から、「エピソード8で出てくるのか?」「ルークでもハン・ソロでもない、過去の作品の中にいるのか?」と想像が膨らむ。

私が推測するに、レイはカイロ・レンがルークの下を去る際に抹殺したジェダイ候補生の生き残りではないかと思う。
J.Jの発言後、レイがマズの城でルークのライトセイバーに触れた時のフラッシュバックを何回も見ているうちに、そう思い始めた。
あの発言が無ければ、レイのフラッシュバックはルークのライトセイバーが見てきた光景、これからライトセイバーが遭遇する未来としか、思わない。

レイのフラッシュバック

① ルークのライトセイバーに触れる

ルークのライトセイバーが行方不明になるクラウドシティ。ルークが最後にそのライトセイバーを握った場所を示す。(過去)

 

1

ダース・ベイダー:
呼吸音(ルークのライトセイバーの元の持ち主であるアナキン・スカイウォーカーが、ヴェイダーとしての最後の呼吸音

ヨーダ:
“Its energy..”.(そのエネルギー・・・)

2

② R2-D2とルーク

座り込むルークがR2の頭に手を差し伸べ、悲しげにうつむく・・・幼いレイもその場にいて、ジェダイ候補生達を火葬している。(過去)

ヨーダ:
“Surrounds us, and binds us.”(我らを取り囲み、そして我らを結びつける)殺されたジェダイ候補生が火葬により周囲を取り囲むフォースへ

ルーク:
“Nooooo…No.”(ルークがダース・ヴェイダーから自分が父親だと告げられた時の叫び:ノ―――ッ)ルークの悲しみ

3

 
③ 赤いライトセイバーにより、背後から刺される一人の男

カイロ・レンによるジェダイ抹殺の光景で、一人を刺した時にレイはその衝撃的な場面をどこかで見ていた。(過去)

オビ=ワン・ケノービ:
“The Force will be with you.”(オビ=ワンが生前最後にルークへ贈った言葉:フォースはお前と共にある)

4

 

④ カイロ・レンを含めたレン騎士団と思われる7人の集団

雨の中、倒れている無数の遺体・・・全てのジェダイ候補生が抹殺され、身を潜めているレイは気付かれてはいないが、レイの方に近づくカイロ・レン。遠くにジェダイ寺院らしき建物が雷光で映し出される(過去)。

幼いレイ:
“Nooooo.”(心の中で叫ぶ)

5

6

⑤ 泣き叫びながら空を見上げる幼いレイ。飛び去る宇宙船

ルークがレイをジャクーに連れて来た時の光景。「なぜ私を置いていくの?」といった悲しげな叫び(過去)。

幼いレイ:
“Come back…No.”

7

 

8

⑥ 雪の森

これから会うことになるカイロ・レン。ルークのライトセイバーで戦うことになる自分(未来)。

オビ=ワン・ケノービ:
“Ray…”(レイ、こっちだ!と呼んでいる?)

9

⑦ フラッシュバックが解ける

忘れていた過去の一部が蘇り、同時にこれから起こる未来も見てしまった。

若きオビ=ワン:
“These are your first steps.”(これらはお前の最初のステップだ)

10

 

フラッシュバックが解け、マズがレイに話しかける…。そのライトセイバーが何なのか教える。それはアナキンから受け継がれたルークのライトセイバーだと、ただそれだけを教えたのではないだろうか?

「お前を呼んでいる。お前は既に分かっている。ジャクーで待ってる誰かは・・・戻ってこない事を。だが、お前には誰かがいる…。」
・・・「ルーク」
とレイが発する。

11

 

「私はジェダイではない。でもフォースは知っている。目を閉じて感じろ、光・・・導きを。そしてライトセイバーを持て(ルークの居る場所へ行くのだ!)」・・・レイは嫌がり、その場を去る。恐ろしく悲しい光景は、二度と見たくない、思い出したくないと…。

幼くしてジェダイになる才能を見出され、将来ジェダイになるであろう候補生として迎え入れられた、幼きレイ。

カイロ・レンの裏切りに立ち向かうジェダイ候補生であったが、レン騎士団の邪悪で冷酷な攻撃にジェダイ候補生は滅びてしまう。難を逃れたレイはルークに救い出され、ジェダイ候補生を火葬埋葬する現場を経て、レジスタンスのいるジェクーへとレイは連れて来られた。

カイロ・レンがスターキラー基地内でBB-8の行方の報告を受けた時に、女も一緒にいると聞き「どんな女だ?」と問いただしたのは、ジェダイ候補生抹殺の際、幼い女の子がいたはずなのに居なくなった事を常に気にしていた。その女の子が成長し、再び自分の前に現れようとしていると感じた。

ジェダイ候補生の生き残りがいる…生き残りがルークと再会すればジェダイが復活する。スノークとカイロ・レンは、それを恐れた。

恐れ・・・レイを拉致してルークの居場所を探ろうとフォースを使いレイの中に入った時、カイロ・レンはジェダイ復活という恐れをレイに見抜かれる。そして祖父であるダース・ヴェイダーの強さを目指すも、なれない自分に焦りを感じていた事を、レイに見抜かれてしまう。

果たして、誰がレイの両親なのか?

ルークのところに連れてこられた幼いレイは、どこから来たのかも、誰の子供なのかも知らされずにルークに預けられた。

親の存在を知るという事は、親や身内への感情が強くなり、それはダーク・サイドの誘惑に堕ちる可能性が生じる。
母シミ・スカイウォーカーを想うアナキンがそうであったように…。
銀河皇帝パルパティンがルークをダーク・サイドに誘う際に、ダース・ヴェイダーを出汁にした時のように…。

レイの両親は、エピソード8にも登場しない?

エピソード8以降は、これまでのスター・ウォーズの進行性や背景とは別の切り口でいくのではないか?
親の存在は、今後のスターウォーズ(エピソード7・8・9)には必要がなくなってしまうのではないか?
一人の親、ハン・ソロがいなくなる設定もそのひとつなのではないだろうか?
レイの親はいない。いないのではなく未設定なのではないか?
J.Jの「発見していない」は、それを誰も知らないということではないか?

フォースの覚醒は、新三部作(プリクエル)で失望したファンへのスター・ウォーズ熱再来の肥やしに。
ジェダイの帰還から32年ぶりに物語が進行するスターウォーズの世界を待っている旧三部作(クラシック)ファンへの、過剰ともいえるサービスで内容も盛りだくさんだった。

『ミディ・クロリアン』、『フォースにバランスをもたらす者』といったキーワードは、エピソード7以降は出てこないのではないだろうか?必要なくなるのではないだろうか?
それは、原点に返り「STAR WARS 」というキーワードを尊重していかなければならない部分なのではないだろうか?
過去の作品は過去のもの(特にプリクエル)であり、これからのスターウォーズに影響を与える部分は減っていく、無くなっていく可能性もあるのではないか?

これまで製作されたスターウォーズ6作品(1977年から2005年公開作品)は、ジョージ・ルーカスの人生そのものを描写しているとも言われている。
スターウォーズはディズニーに渡り、ルーカス本人からも離れなければならない運命…。

レイの旅立ち・・・そして

本当の意味でのルーカスからの旅立ちは、エピソード8からであると思う。
エピソード8は、エピソード7のエンディングから続いているという情報がある。

ルークはレイからライトセイバーを渡される。しかし、フォースを知り始めたレイはジェダイの訓練は受けない。
ルークにライトセイバーを渡しに(返しに)来て、ルーク・スカイウォーカーという存在を確認し、レイアから預かってきたメッセージを渡しに来ただけ。

rey

レイはルークに自分は何者かを訪ねるが、ルークは答えない。知らないから答えられない。
同時にレイに対し、フォースの全てやライトセイバーを教えるには、歳が行き過ぎていると判断する。再会するのが遅すぎたと・・・

数人のフォースゴースト(過去のジェダイマスター達の霊体)が現れ、ルークに問いかける。
「本当にいいのか?それで?」、「ルークが言うように、歳が行き過ぎている」、「だがファースト・オーダーは倒さなければならぬ」、「育ち過ぎだ」、「ベン・ソロの時の事を思い出せ」、「他にもいるのでは?」・・・

レイは全てを断り、自分の家族を探す旅に出る。何の情報も、家族の記憶も無いまま・・・ルークの居場所を誰にも教えない事を約束して、ミレニアム・ファルコンに乗り、再び宇宙へ・・・

神話の主人公は、旅により成長していく。自由の身になりフォースを感じるようになったレイは、旅の途中に忘れていた過去を徐々に思い出し、何かに引き寄せられるかのように、とある惑星へと辿り着く。

Street-View-2

今度はチューバッカの死に直面する。そして、レイは心にある事を思い始める・・・

ルークのライトセイバーに触れてから、自分に関わった者達が死んだり痛い目にあっていく。今まで経験したことのない罪悪感を感じてしまう。

人が成長する過程には、悩みや挫折、諦めが付いてまわる。レイは探している家族への諦めの想いが生まれ、それは自分にとってあまりにも大きかったため、心に受けるダメージも大きかった。

レイがダーク・サイドの誘惑に負け始めていると感じたスノークは、カイロ・レンを利用してレイを自分のものにしようと企てる。カイロ・レンは、自分のライトセイバーでレイに殺される。そしてレイは、スノークの新たな弟子になってしまう。

スノークの指示に従い、ルークの居場所を知っているダーク・サイドを操るレイが、再びルークのいる場所へと向かう…。
レイは思う・・・ルークとライトセイバーが、私の人生を狂わせた!

『レイがダークサイドに堕ちる』と聞くと、にわかに信じがたいかもしれない。
しかし、この説を裏付ける興味深い「噂」が2つある。

レイのダークサイド
※ファン制作のイメージ
https://jkhub.org/topic/7133-dark-side-rey/

『フォースの覚醒』で使われたレイのテーマ音楽の噂

スターウォーズシリーズは、常に劇中で音楽が流れている。スターウォーズがスペースオペラと呼ばれるのは、この事からであることは、言うまでもない事実。

エピソード1で使用されたアナキンのテーマは、ダース・ヴェイダーのテーマでも知られる帝国のマーチをアレンジして(ハ長調だったかな?)出来上がったと、スターウォーズシリーズの音楽担当のジョン・ウィリアムズは話している。

レイのテーマは、アナキンのテーマをアレンジ&編曲したものらしいという噂もある。
一部で噂になっている「エピソード8で、レイがダークサイドに堕ちる」は、否定できない。

プロモーション画像に映るレイの影の噂

フォースの覚醒のプロモーション用の一枚の写真には、レイの影がダース・ベイダーを映し出しているかのように見えるものがある。
ジャクーで倒れたAT-ATの足元で食事をしている夕陽で照らされるレイの影が、それになる。これは劇中には存在しない陰で、製作側が意図的に付けたものだろう。

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エピソード1のポスターにもなった少年アナキンのダース・ヴェイダーの影同様に、今後をさりげなく演出しているかのように見える。

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フィンとの再会

フィンがレイをダーク・サイドから戻すキーマンになる?

フォースの覚醒終盤で、レイが眠るフィンと別れる時に言った、「いつかまた会える」・・・その言葉がひとつの鍵となる!
もし、レイがダーク・サイドに堕ちたと仮定した時、フィンがレイを救い出す・・・かも?

ジェダイでなくても・・・
フォースが使えなくても・・・

エピソード8公開までいろんな情報が飛び交いますが、人の想像は無限です!
いろんな想像を楽しみながら、エピソード8を待ちましょう!

※この記事で言及しているレイの正体、レイの両親、ダーク・サイドに堕ちるレイについては、あくまでも個人の想像、考察です。

https://theriver.jp/rey-spoiler/

スター・ウォーズ キャンペーン

Eye Catch Image Rey Darkside:https://jkhub.org/topic/7133-dark-side-rey/

Writer

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マナキン

初めて映画館で見た映画が、一作目のスターウォーズ。ライトセイバーに心を奪われ、スターウォーズ神話を人生の教本としている。いつかはフォースが使える日が来る事を信じている・・・w 映画を見ている時は、現実から離れられる。映画を見て人生が変わった人もいる。自分も生き方や物事の感じ方が変わったかも知れない。映画・・・それは、人生に影響を及ぼす。

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