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『スター・ウォーズ』ダース・ベイダー役俳優が死去、ジョージ・ルーカスやマーク・ハミルら追悼コメント

スター・ウォーズ ダース・ベイダー
©Lucasfilm, Ltd. Photographer: Terry Chostner 写真:ゼータイメージ

『スター・ウォーズ』でダース・ベイダーのスーツアクターを務めたデヴィッド・プラウズが2020年11月28日(現地時間)、英ロンドンで亡くなった。85歳だった。

旧3部作の『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977)、『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(1980)、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983)でシスの暗黒卿ダース・ベイダー役を演じた。プラウズは、暗黒面に呑まれた半サイボーグの哀しき悪役に、ひとたびスクリーンに現れればその場を支配するような、威風堂々たる存在感を与えた。希望を抱く息子の登場によって生じた善と悪との葛藤も、鎧のようなスーツとマスクを通じて色濃く表現した。

『スター・ウォーズ』出演以前のデヴィッド・プラウズはボディビルダーや重量挙げの選手として活躍。イギリスの大会では、1962年から3年連続でチャンピオンに輝いている。また、1978年の映画『スーパーマン』では、クリストファー・リーヴをスーパーマン役に仕上げるためトレーニングを手伝った。1960〜1970年代には、3作の映画でフランケンシュタインの怪物を演じた。

悪役ダース・ベイダーとして知られるプラウズだが、1975年から1990年まで、イギリスで子供のための交通安全キャンペーンとして“グリーン・クロス・コード・マン”というキャラクターを演じている。胸に緑のクロス(十字)マークを掲げたヒーローで、この功績が讃えられ、プラウズは2000年に大英帝国勲章を授けられている。

『スター・ウォーズ』旧3部作で、プラウズはダース・ベイダーのスーツアクターを務めた。ベイダーの声はジェームズ・アール・ジョーンズという別の役者が吹き替え、『ジェダイの帰還』のラストで見せたベイダーの素顔も、セバスチャン・ショウという別の役者が演じている。

ダース・ベイダーおよび『スター・ウォーズ』生みの親であるジョージ・ルーカスは、「デヴィッドがダース・ベイダー役にもたらした姿は、あのキャラクターの要となりました」と追悼。「彼はベイダーを(脚本の)ページからスクリーンへと飛び出させました。彼は、ベイダーという存在の持つ力強さや凄みに匹敵する、堂々たる体格と所作を兼ね備えていました。記憶に残る悲劇の成功のため、デヴィッドはどんなことでも尽くしてくださいました。どうか安らかに」。

息子ルーク・スカイウォーカー役としてダース・ベイダーと運命的な対決を共にしたマーク・ハミルは、「デヴィッド・プラウズが亡くなったと聞き、とても悲しい」と寄せ、プラウズについて、「俳優、父、大英帝国勲章の一員、3度の重量挙げイギリスチャンピオン、グリーン・クロス・コード・マン」と紹介。「みなさんが彼を愛したように、彼もファンの皆さんを愛していました」。

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ルーカスフィルムも「デヴィッド・プラウズが亡くなられたとのこと、悲しみに暮れています。彼はオリジナル・トリロジーのダース・ベイダー役で、威厳ある存在感と、印象的な演技を与えてくださいました。彼のことはずっと忘れられないでしょう…」と讃えた。

プラウズのマネジメント会社Bowington Managementも、「私共の顧客であるデヴィッド・プラウズ・MBEが85歳で亡くなられたとご報告することは、私共と世界中のファンにとって、大きな悔やみと心痛の無念であります」と投稿している。

お悔やみ申し上げます。フォースと共にあらんことを。

Source:StarWars.com

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THE RIVER編集部THE RIVER

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