『ローグ・ワン』ボーディー・ルック役のリズ・アーメッド、『スター・ウォーズ』プリクエル3部作は肯定派!「大きな問題があったとは思わない」
映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は、『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の前日譚という特徴ゆえ、しばしばプリクエル3部作(エピソード1~3)と比較して語られる。しかし、ジョージ・ルーカス自身が監督したプリクエル3部作は、悲しいかなファンの間でも賛否が分かれている映画だ。『ローグ・ワン』を観たファンの中には、「プリクエルよりもはるかに面白い」という声すらある。
しかし『ローグ・ワン』に元帝国軍パイロットのボーディー・ルック役で出演したリズ・アーメッドは、現状のプリクエル3部作の評価に不満を抱いているようだ。

アーメッドは『ローグ・ワン』について、のちに人々が「“シリーズの型を破った映画”と言ってくれるのが望み」と話した。戦争映画に似た作風や撮影方法などで、『スター・ウォーズ』シリーズの新たな一面を切り拓いた自信があるようだ。この直後、プリクエル3部作に言及したインタビュアーに対して、アーメッドは自身の意見をはっきりと述べている。
――シリーズはいつも最高傑作だったわけではありません。プリクエルとか……
アーメッド: みんなはそう言うけど、ぼくはプリクエルに大きな問題があったとは全く思わないよ。いくつか目立ったところはあったな、ジャー・ジャー・ビンクスとか。キャラクターとして面白くなかったしね。でも、みんなにも問題はあったと思うよ。心が広くなかったし、頑固だったし、図々しかったと思う。僕は(プリクエルを)楽しんだんだ。成熟した政治劇で、国連の崩壊や世界大戦、ファシズムの台頭がテーマだったのが良かった。プリクエルも『クローン・ウォーズ』(アニメ)も本当に面白かったよ。正直言って、大きな問題はわからないな。

思えばプリクエル3部作は、1983年の『エピソード6/ジェダイの帰還』以来の『スター・ウォーズ』であり、映画を待ち望んでいたファンのハードルは非常に高かった。昨年公開された『フォースの覚醒』が、賛否は分かれたものの、プリクエル3部作よりもはるかに好意的に受け入れられた理由には、「プリクエルがあったしな……」という心理もあったことだろう。もし『ローグ・ワン』が最初から「エピソード3.9」という位置づけだったなら、ファンの反応もまた違っていたかもしれない。
また、アーメッドはこうも述べている。
アーメッド: 『スター・ウォーズ』の映画がもしも全て同じなら、きっとつまらないだろうな。それぞれの新作が、新しい側面を(シリーズに)付け加えることを願ってる。『ローグ・ワン』はまさにそれだと思うよ。
さて、読者の皆さんはプリクエル3部作をどう捉えているだろうか? 『ローグ・ワン』が話題を呼んでいる今だからこそ、予習復習を兼ねて、きちんとプリクエル3部作を見直してみることをお薦めしたい。「意外と面白かった」「やっぱりダメだった」どちらに転んでも、きっと映画体験として意義深いにちがいない。
source: http://screencrush.com/riz-ahmed-interview-rogue-one/
Eyecatch Image: https://moseisleychronicles.wordpress.com/2016/10/14/rogue-one-a-star-wars-story-photo-gallery/
http://www.starwars.com/news/star-wars-trailers-part-2-the-prequel-trilogy (remixed by THE RIVER)