マーゴット・ロビー、デッドプール原作者の新作アメコミ映画で主演 ─ 『ブックスマート』監督&『哀れなるものたち』脚本家がタッグ

マーゴット・ロビーがハーレイ・クイン、バービーに続いて、魅力的なキャラクターを演じることになりそうだ。アメコミ作品『アベンジェリン(原題:Avengelyne)』の実写化作品にあたってワーナー・ブラザースと再タッグとなる旨を米Deadlineなどが報じている。
「アベンジェリン」はライアン・レイノルズ主演でおなじみ『デッドプール』の原作を手がけたロブ・ライフェルドが1995年に生み出した、悪の力と闘う天使のキャラクター。しばしば悪魔や怪物と対峙するアヴェンジェリンは、神により天国を追放された身であり、天使の能力をほぼ奪われているが、優れた強さを誇り、彼女の体内から抽出された血は武器にもなる。ライフェルドは『デッドプール』にてエンジェル・ダスト役を演じたジーナ・カラーノ主演で、「アベンジェリン」の実写化を2013年に計画していたが、この度、ロビー率いるプロダクション会社LuckyChapが製作を担う運びとなった。
本作は『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』(2020)『ドント・ウォーリー・ダーリン』のオリヴィア・ワイルドがメガホンを取り、『クルエラ』(2021)や『哀れなるものたち』(2023)の脚本家トニー・マクナマラがペンを執り、LuckyChapがプロデュースすると囁かれていた2024年4月時点ではロビーの主演については言及されていなかったが、この度契約が締結された模様。ロビー本人も実生活のパートナー、トム・アカーリーらとともにプロデューサーとして携わる。
2014年に設立されたLuckyChapは2016年にワーナー・ブラザーズとファースト・ルック契約を結び、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』(2017)『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(2020)『バービー』(2023)などロビー主演作を製作。ほかにも、エメラルド・フェネル監督作『プロミシング・ヤング・ウーマン』(2020)『ソルトバーン』(2023)など次々に意欲作を送り出してきた。ライフェルドはアヴェンジェリンのキャラクターを「彼女の贖罪の物語はとても共感できるものだから、観客に力強く共鳴する」と称している。
トップ俳優として、そして製作陣としても、今最もパワフルな映画人の1人であるロビーが、ワイルドやマクナマラなど強力な布陣とともに紡ぐアベンジェリンの物語は、アイコニックなキャラクターとしてアメコミ作品に新たな風を巻き起こすこととなりそうだ。
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Source:Deadline