エズラ・ミラー版映画『フラッシュ』ヴィランにローグスが来るという噂が浮上!
『バットマンvsスーパーマン』や『スーサイド・スクワッド』にもカメオ出演したエズラ・ミラーが演じるセントラルシティのヒーロー、フラッシュ。ドラマ『The Flash』はDCコミックが擁する豊富なヴィランと、バリー・アレンという明るいキャラクターによって晴々しい物語となり、熱狂を生んでいます。ドラマと同じく期待が高まる映画『The Flash』。ヴィランにはローグスが抜擢されるという噂が出てきました。
名ヒーローには名悪役がいます。スーパーマンにはレックス・ルーサーやブレイニアック、バットマンにはジョーカーやベイン、アクアマンにはブラックマンタにオーム、シャザムにはブラックアダムとドクター・シヴァナ、グリーンランタンにはシネストロやパララックス。フラッシュにも同じように多くの宿敵がいます。それは邪悪なゴリラのゴリラグロッドや未来からやって来たフラッシュというシンボルに妄執するリバースフラッシュ等ですが、最もメジャーなヴィランはチームを組んで陰謀を巡らすローグスでしょう。
ローグスはこんなヴィランチーム!
氷使いのリーダー、キャプテン・コールド。炎使いのヒートウェーブ。天候を操るスペック最強と名高いウェザーウィザード。玩具の形状をした兵器を使うトリッ クスター。ブーメラン捌きが凄いキャプテン・ブーメラン。鏡の世界を支配するミラーマスター。回転によって超常的な力を用いるトップ。以上がローグスの概ねのレギュラーです。彼らは多くが心に深い傷を負っており、ともすれば狂いそうな精神状態にあります。ヴィラン同士で組むことはよくありますが、ローグスは非常に仲が良いことでも知られています。DCユニバース最強候補のフラッシュと互角に戦うだけあって、ローグスひとりひとりが並みのヴィランでは相手にならないほどの力を持っています。
ローグスは他のヴィランとは違い、鉄の掟を守ってフラッシュと戦います。それは概ね『女子供に手を出すな』、『麻薬は絶対ダメ』、『スピードスターを殺さない』の3つになります。近年は『女子供に手を出すな』が『一般人に手を出すな』まで拡大されましたが、以上のように彼らはフラッシュとの間に一定のルールを設けた上でセントラルシティのヒーローを抹殺しようと企んでいます。掟が掟なので世界征服や市民を虐殺することはせず、同じヴィランでも方向性の違いで敵対することもあるローグス。フラッシュが不在の時は街を守るために立ち上がったり、仲間の危機には捨て身で強敵に立ち向かい、フラッシュが死んだ時は仇を取ろうと健闘するなど、憎めないヴィランとしてファンに愛されています。

しかし、そんなローグスにも弱点があります。それはフラッシュがいるから掟を守っているため、フラッシュが死ねば残忍なヴィランの顔が出てくるということです。『クライシス・オン・インフィニットアース』でバリーが死に、フラッシュの後継者が出てこなかった世界ではローグス達は絶望した結果、掟を捨てて人殺しを繰り返す凶悪犯に成り果て。フラッシュが存在しない世界ではあれほど仲が良かったのに殺しあう関係へ変化したりしました。
その気になれば世界征服も夢じゃないのにフラッシュと戦えればそれでいいという変わったチームであり、ほぼ全員がフラッシュなしでは外道に堕ちるという大変なトラウマを持っている彼ら。DCEUではどれだけのメンバーが出られるかわかりませんが、注目したいところです。
Source:http://www.cbr.com/flash-film-rumored-to-feature-the-rogues/
Eyecatch Image:http://panels.net/2015/03/13/graphic-playlist-rogues-revenge-mixtape/