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『レディ・プレイヤー1』小ネタの答え合わせ ─ 映画・ゲーム・音楽の元ネタ完全版

レディ・プレイヤー1
© Warner Bros. Entertainment Inc.

スティーブン・スピルバーグ『レディ・プレイヤー1』(2018)の魅力といえば、何と言っても古今東西のポップカルチャーから引用されたイースターエッグ(小ネタ)の数々。誰もが驚いたあのキャラクターから、細かすぎて伝わらない小ネタまで……、あなたはいくつ見つけられたかな?

この記事では、劇中に登場した小ネタの数々を、映画、ゲーム、音楽と横断しながら力の限り総まとめ。ガンダムだけじゃない、映画に隠されたサプライズを探してみよう。

『レディ・プレイヤー1』映画の小ネタ

DCヒーロー/ヴィラン

製作のワーナー・ブラザースが映像化権を有するDCコミックスの有名ヒーローやヴィランたちが大勢カメオ登場。何人見つけられたかな?

バットマン

映画の冒頭でウェイドがVRゴーグルを装着し、「オアシス」に飛び込んでいく映像内ではバットマンが紹介される。また、劇中の至る所にバットマンマークのステッカーが貼られている。

さらに、レースのシーンでは1960年代のバットモービルが参戦しているほか、ハリデー博物館にはゲーム『バットマン アーカム・ナイト』版バットマンが登場している。

ジョーカー

単独映画『ジョーカー』も大ヒットし、改めてその人気ぶりを示したジョーカーは、映画『ダークナイト』ヒース・レジャー版に近いメイクと髪型に、ハットをかぶったスタイルで登場。ナイトクラブのシーンでフォーカスされる他、クライマックスの惑星ドゥームでのバトルシーンでも威勢よく駆けている。

レースシーンでは、パーシヴァルに助けられてヘルメットを外すアルテミスの後ろに化学工場『ACE CHEMICAL』の看板が見える。原作コミックに登場する化学工場の名前で、ジョーカーはここで薬品タンクに落下したことで誕生するという逸話がある。映画『スーサイド・スクワッド』ハーレイ・クインの誕生シーンもこの場所が舞台で、映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』にも登場している。

ハーレイ・クイン

そんなハーレイもちゃっかり登場。ナイトクラブでジョーカーと踊っているほか、アイロックがやってくるVIPルームにもいる。その姿はゲーム『バットマン アーカム・アサイラム』を元にしているようだ。

デスストローク

世界最強のアサシン、デスストロークはナイトクラブのシーンでハーレイ・クインと共に歩いている姿が確認できる。実写映像作品としては、ドラマ「ARROW/アロー」や「TITANS/タイタンズ」に登場しているほか、『ジャスティス・リーグ』でもカメオ登場を果たしている。

デッドショット

『スーサイド・スクワッド』ではウィル・スミスが演じた百発百中のヒットマン、デッドショットは、冒頭のバトルシーン、最終決戦で登場する。

キャットウーマン

キャットウーマンは、最終決戦に登場している。

バットガール

最終決戦のシーンでは、ジョーカーたちが駆けるのと同じ場面でバットガールも登場している。

スーパーマン

レディ・プレイヤー1
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悪役ソレントのオアシス内でのアバターは、スーパーマンを彷彿とさせる姿となっている。また、ハリデー博物館でアルテミスが変装する姿は、クリストファー・リーヴ版のクラーク・ケントをイメージした容姿だ。それから、スーパーマンの宿敵レックス・ルーサーのセリフ「『戦争と平和』を読んで単なる冒険譚だと思う人もいれば、チューインガムの包装紙を読んで宇宙の秘密を解き明かす人もいる」も劇中で引用される。

アクアマン、フラッシュ

同じく、クライマックスのバトルシーンではアクアマンとフラッシュもわずかに登場。バットガールとスポーンの後ろに隠れる形で加勢しており、フラッシュは冒頭のオアシス初登場シーンでも一瞬だけ確認できる。どちらも、ゲーム『インジャスティス:神々の激突』のデザインに基づいている。

エルム街の悪夢

冒頭のバトルシーンでは殺人鬼フレディ・クルーガーも参戦。エイチに飛びかかる。

13日の金曜日

有名ホラー映画のスター、『13日の金曜日』ホッケーマスクの殺人鬼ジェイソンも参戦。ダイトウとの剣術バトルに敗れている。

スター・ウォーズ

『スター・ウォーズ』ネタも盛りだくさん。パージヴァルのホルスターとガンベルトはハン・ソロと同じものだ。「パダワン」や「ミレニアム・ファルコン」といった単語も登場する他、パーシヴァルとアルテミスがナイトクラブのある惑星に向かうシーンでは、X-ウイングも飛んでいる。『シャイニング』ステージ攻略に挑むシーンでは、映画館に『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』のポスターが。また、ラストシーンのウェイドの部屋ではR2-D2のフィギュアも置かれている。

ちなみに、本作の悪役ソレントを演じるベン・メンデルソーンといえば、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』で悪役オーソン・クレニックを演じているという縁もある。

スター・トレック

ジェームズ・ハリデーの葬儀には、『スター・トレック』の惑星連邦のシンボルマークの花飾りやステンドグラスが飾られており、エンタープライズ号の花飾りもある。

E.T.

壁にポスターやダーツボードが飾られたハリデーの幼少時代の部屋は、どこか『E.T.』のエリオット少年の部屋を彷彿とさせる。ちなみに、エリオットの兄マイケルは『E.T.』でスペースインベーダーのTシャツを着ているが、これはハリデー博物館の中のハリデーとお揃いと言えるだろう。

マッドマックス

レースシーンには、映画界から数々の名車がエントリー。『マッドマックス』からは伝説のV8 インターセプターが見られる。また、パージヴァルの部屋には同作のヴィンテージ・ポスターが貼られている。クライマックスのバトルでは、マックスの愛用銃、ソードオフ・ショットガンが登場する。

スピード・レーサー

日本の原作アニメ「マッハGoGoGo」でおなじみ『スピード・レーサー』のマッハ号もエントリー。風も震えるヘアピンカーブは攻略できたかな?

クリスティーン

スティーヴン・キング原作、ジョン・カーペンター監督のホラー映画『クリスティーン』(1983)からは、呪われた真っ赤なプリムス・ヒューリーが登場している。

特攻野郎Aチーム

Aチームたちが使用する黒いGMCバンもレースに参戦している。

ラスト・アクション・ヒーロー

『ラスト・アクション・ヒーロー』は、主人公の少年が架空のアクション映画『ジャック・スレイター』の世界に飛び込み、憧れのヒーローと大冒険を繰り広げるアーノルド・シュワルツェネッガー主演映画だ。『レディ・プレイヤー・ワン』のレースシーンでは、映画館に『ジャック・スレイター3』の看板が見える。

ジュラシック・パーク/ジュラシック・ワールド

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© Warner Bros. Entertainment Inc.

レースのシーンで出現するティラノサウルス・レックスは、『ジュラシック・パーク』(1993)劇中で登場人物を追いかける恐ろしい姿を彷彿とさせるものだ。ちなみに最近の研究では、ティラノサウルスは映画のように速く走ることができないことが分かったらしい。『レディ・プレイヤー1』では、映画のイメージに忠実な姿で登場した。

キングコング

レディ・プレイヤー1
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そびえ立つエンパイア・ステート・ビルから飛び込んでくるキングコングは、コース上で縦横無尽に大暴れ。ゴール間際で待ち構えるキングコングをいかに回避できるかが、このレースの最大のカギだ。

AKIRA

アルテミスが操るのは、ポップカルチャー界永遠の憧れ「金田のバイク」だ。ボディには「ワンダーウーマン」のシンボルや、「ミズ・パックマン」、「ハローキティ」、「SEGA」や「TAITO」などのステッカーが貼られている。

バック・トゥ・ザ・フューチャー

レディ・プレイヤー1
© 2018 Warner Bros. Entertainment Inc., Village Roadshow Films (BVI) Limited and RatPac-Dune Entertainment LLC. All rights reserved.

パーシヴァルの愛車は、言わずもがな『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアン。オアシス内でドクの姿も見られる。アルテミスがパージヴァルを『バック・トゥ・ザ・フューチャー』主人公の名で「マクフライ」と呼ぶシーンもある。

また、周囲の時間を60秒だけ戻すことができるアイテム「ゼメキスキューブ」は、シリーズの監督ロバート・ゼメキスに因んだ名だ。このキューブが使用される場面では、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のテーマもわずかに聴くことができる。

ほか、エイチの作業場では映画に登場した「ゴールディー・ウィルソン3世」の市長選ポスターが貼られている。

ナイトライダー

伝説的海外ドラマ「ナイトライダー」といえば、主人公マイケル・ナイトの愛車「ナイト2000」が印象的。本作ではそこに搭載される人工知能のK.I.T.T.を表すおなじみの赤いスキャナーライトが、パーシヴァルの愛車デロリアンのフロント部分に搭載されている。「ナイトライダー」と『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の夢のコラボだ。

バカルー・バンザイの8次元ギャラクシー

パーシヴァルがアルテミスとナイトクラブを訪れるシーンで着ているのは、『バカルー・バンザイの8次元ギャラクシー』の衣装。アルテミスも大好きな映画だという。

ロボコップ

ロボコップは映画序盤のオアシス内で歩く姿が確認できる。また、レースシーンでアルテミスが金田のバイクでジャンプするカットの後ろに、映画に登場する「DELTA CITY(デルタシティ)」と描かれた看板が写り込んでいる。さらに、エイチの作業場では「ED-209」も並んでいる。

ビートルジュース

ハリデー博物館のシーンで、パーシヴァルを「有名人だ!」と取り囲む群衆に、『ビートルジュース』のビートルジュースが確認できる。

宇宙空母ギャラクティカ

エイチの作業場にて、『宇宙空母ギャラクティカ』の戦闘機コロニアル・バイパーが保管されている。また、缶ケースの中にはバトルスター・ギャラクティカの模型が収められている。

2001年宇宙の旅

SF映画の傑作『2001年宇宙の旅』からは、ディスカバリー号に搭載されている船外活動カプセル「スペースポッド」がエイチの作業場内に登場している。

カウボーイビバップ

エイチの作業場には、日本のアニメ作品「カウボーイビバップ」で主人公スパイクが乗る高速戦闘機「ソードフィッシュⅡ」も確認できる。

カクテル

同じくエイチの作業場には、トム・クルーズ主演の『カクテル』から「Cocktails & Dreams」のネオンサインが飾られている。

ロード・オブ・ザ・リング

パーシヴァルとアルテミスが訪れるナイトクラブのシーンでは、『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』シリーズのガンダルフが宙を舞っている。

宇宙戦争

ソレントがオアシスの世界に入り、アイロックが「オジュヴォックスの天球」を入手したと告げるシーンでは、瓦礫に『宇宙戦争』のトライポッドが倒れている。

フェリスはある朝突然に

ジョン・ヒューズ監督の青春コメディ傑作『フェリスはある朝突然に』に登場した1961年型フェラーリ250GTカリフォルニアスパイダーも、エイチのガレージに収められている。

ブレックファスト・クラブ

ハリデー博物館の内装は、『ブレックファスト・クラブ』の舞台である高校の図書館が元ネタ。ほか、ソレントがパーシヴァルをスカウトする場面では、ソレントが『ブレックファスト・クラブ』『フェリスはある朝突然に』や、シャーマー高校について言及する。(実際には、イヤホンでつながった専門スタッフからの入れ知恵だが……。)

ブレードランナー

囚われたサマンサを救うため、ウェイドとトシロウが偽の現実を作り上げてソレントに迫るシーンがあるが、ここではウェイドたちの瞳がうっすらとオレンジ色に光っている。これは、『ブレードランナー』のレプリカント(アンドロイド)が、見る角度によって瞳の色がオレンジ色になるという設定へのオマージュだ。

セイ・エニシング

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最終決戦、大勢のプレイヤーが惑星ドゥームにやって来るシーンでは、パーシヴァルがラジカセを天に掲げる。これは映画『セイ・エニシング』でジョン・キューザックが演じた主人公の名場面へのオマージュだ。

シャイニング

2つ目の鍵のクエストとして、スティーブン・キング原作、スタンリー・キューブリック監督の伝説的サイコホラー映画『シャイニング』が登場。続編映画『ドクター・スリープ』に先駆けて、呪われたホテルが蘇った。

象徴的な幾何学模様の廊下、三輪車、双子の姉妹、237号室の恐怖の女、タイプライター、血の洪水、パーティールームとバーカウンター、パーティーの写真、そして主人公ジャック・トランスや迷路の庭までが忠実に再現された。おどろおどろしい劇伴も復活している。

チャイルド・プレイ

ラストのバトルシーンでは、様々なキャラクターが大勢登場する。

リブート版も記憶に新しい『チャイルド・プレイ』チャッキーも参戦。包丁を片手にピョンピョンと跳ね回り、シクサーの敵プレイヤーを次々と倒した。

スポーン

武器を掲げたジョーカーが走る隣では、アメコミ界きってのダーク・ヒーロー、スポーンが勇ましく走る姿も。ちなみにスポーンの原作者トッド・マクファーレンはこのシーンを見て「いたぞ!スポーンが大画面に写った!」と、我が子を応援する運動会のパパのように大喜びしている。

グレムリン

ジョーカーとスポーンの手前では、変身したグレムリンも走っている。ちなみに映画に登場したオジュヴォックスの天球が収められていた箱は、ギズモが入っていたものと同じだ。

マスターズ/超空の覇者

ジョーカー、スポーン、グレムリンの後ろで、『マスターズ/超空の覇者』のHE-MANも走っている。

ゴジラ対メカゴジラ

ソレントが搭乗するのは『ゴジラ対メカゴジラ』のメカゴジラ。アイアン・ジャイアントを殴り倒し、放射熱線を浴びせる手強い敵となった。

機動戦士ガンダム

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© Warner Bros. Entertainment Inc.

見どころとなるのが、日本の誇る「機動戦士ガンダム」RX-78-2の登場だ。メカゴジラ対ガンダムの夢のカードが、スピルバーグの手によって実現。ハリウッド実写化も噂される中、『レディ・プレイヤー1』でいち早くお目見えとなった。

「俺はガンダムで行く」の名言を放ったダイトウ/トシロウだが、これは演じた森崎ウィンが日本語訳を考えたものだ。他に「俺はガンダムを選ぶ」「ガンダムでいこう」など、様々なバージョンを検討したという。最終的に、「戦いに出るサムライ、それもこの戦いで命を落とすかもしれないという覚悟の気持ち」を表現して欲しいというスピルバーグ監督の意図を汲んで、「言い切る」形のセリフになったという。

アイアン・ジャイアント

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© 2018 Warner Bros. Entertainment Inc., Village Roadshow Films (BVI) Limited and RatPac-Dune Entertainment LLC. All rights reserved.

名作アニメ映画『アイアン・ジャイアント』の心優しい巨大ロボットも登場。エイチは自ら改造してこのアバターを作り上げた。最終決戦では、仲間たちのために自ら橋となる。

ターミネーター2

アイアン・ジャイアントはそのまま力尽き、親指を立てて溶岩の中に沈んでいってしまう。これは、言わずもがな『ターミネーター2』へのオマージュだ。

ミュータント・タートルズ

マイケル・ベイ監督の2014年映画版タートルズも参戦。そのアクロバティックな体術を活かし、最終決戦で活躍している。また、冒頭でレースの時間が迫ってることをパーシヴァルがエイチに伝えるシーンにも映り込んでいる。

トランスフォーマー

オートボットのリーダー、オプティマス・プライムも最終決戦に登場する。

モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル

最終決戦でパーシヴァルが投げる「聖なる爆弾」は、イギリスの伝説的コメディ映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』が元ネタ。どうやらオアシスの世界では高額アイテムらしい。

エイリアン

リドリー・スコット監督の伝説的SFシリーズ『エイリアン』からは、劇中に登場した武器などが登場する。チェストバスターはアルテミスのジョークとして登場し、『エイリアン2』『エイリアン3』のパルスライフルも使用される。また、エイチの缶ケースには宇宙戦艦スラコ号もある。

インディ・ジョーンズ/最後の聖戦

ハリソン・フォード主演の伝説的冒険アドベンチャーシリーズ。原作者アーネスト・クラインによると、ウェイドが持っている宝探しのノートは、『インディ・ジョーンズ』が元ネタ。

三船敏郎

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トシロウのアバター、ダイトウは三船敏郎の似姿となっている。三船敏郎は、スピルバーグ監督作『1941』に出演していた縁がある。

サンリオキャラクター

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映画ではないが、番外編として。オアシス内では、ハローキティ、バッドばつ丸、けろけろけろっぴが3体仲良くトコトコ歩く姿も。ちなみにハローキティは米ワーナー・ブラザース製作でハリウッド映画化の企画も進行中だ。

『レディ・プレイヤー1』ゲームの小ネタ

マインクラフト

本作の「小ネタ」として、誰にもわかりやすい形で最初に登場するのが『マインクラフト』だ。ウェイドがOASISの世界に飛び込んでいく映像で、タイトルロゴと共に大々的に現れる。

ソニック・ザ・ヘッジホッグ

初の実写映画『ソニック・ザ・ムービー』が公開された、『レディ・プレイヤー1』でスクリーンに登場。オアシス内でチラリとその姿を見せている。最終決戦でも、丸くなって敵に体当たりする姿が確認できる。

ストリートファイター

リュウ

リュウはレース前のシーンで後ろ姿を見せている。「俺より強い奴」に会いに来たのだろうか?

アイテムショップでは「波動拳」「昇龍拳」「竜巻旋風脚」を繰り出すリュウのスキルが販売されている。また、最終決戦では「波動拳」が登場する。

春麗

春麗(チュン・リー)はナイトクラブのシーンで確認できる他、最終決戦では得意の蹴り技を見せている。ゴメンね!

ブランカ

ブラジルの野生児ブランカは、ナイトクラブのシーンで春麗と踊っている。ナイトクラブで電撃を披露したらモテそう。

エドモンド本田

「百裂張り手」を得意技とする力士、エドモンド本田も参戦。序盤の惑星ドゥームでのアイテム争奪戦にいるほか、最終決戦では得意の頭突の姿勢で敵陣に飛び込んでいる。

サガット

タイのムエタイ使い、サガットも最終決戦で勇ましい姿を見せている。

スペースインベーダー

ハリデー年鑑のアーカイブ内で、2029年のハリデーが『スペースインベーダー』のTシャツを着ている。また、エイチの作業場のカーテンも『スペースインベーダー』仕様だ。

ダンジョンズ&ドラゴンズ

アメリカで愛されるテーブルトークRPG。アイテムショップで『ダンジョンズ&ドラゴンズ』のブースがある。パーシヴァルが全オアシスに向けて結束を呼びかけるシーンでは、「惑星ガイギャックスのガンターを見習え」というセリフがある。『ダンジョンズ&ドラゴンズ』生みの親、ゲイリー・ガイギャックスの名が元ネタだ。

ボーダーランズ

アイテムショップでは『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の他にも、人気FPS『ボーダーランズ』のブースもある。

HALO

アイテムショップには『HALO』のブースも。同ゲームからはアサルトライフルやロケットランチャーなどの武器も登場しており、最終決戦ではマスターチーフの部隊スパルタンや、宗教連合コヴナントも出撃している。

トゥームレイダー

何度か映画化も果たしている『トゥームレイダー』は、おなじみララ・クロフトも登場。レース前、ナイトクラブ、そして最終決戦で確認できる。

Gears of War

レース前のララ・クロフトとお喋りの相手をしているのは、『Gears of War』のディジー。同ゲームからは、ランサーアサルトライフルなどの武器も使用されている。

オーバーウォッチ

最終決戦で勇ましく駆けるゴーグルの女性は、2016年発売のアクションシューティングゲーム『オーバーウォッチ』のトレーサーだ。

ゴールデンアイ 007

映画『007 ゴールデンアイ』を基にしたNINTENDO64の伝説的FPSゲーム。ジェームズ・ハリデーが一番好きなFPSゲームとされており、オッドジョブを愛用していたという。

メトロイド

レディ・プレイヤー1
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サムス・アランでお馴染み。ハリデー博物館で閲覧できるハリデーとモローのかつてのオフィスには、『メトロイド』の日本版ポスターが飾られている。

バイオショック

ゲーム『バイオショック』の強敵ビッグダディも最終決戦に登場している。

モータルコンバット

残虐な演出で人気の格闘ゲーム『モータルコンバット』ネタも多数。ハリデー博物館でアルテミスが使用するアバターは、4本腕のゴロー。また、最後のエッグは『モータルコンバット』のエンブレムよろしくヘビのオブジェに護られており、その後ろにはライデン、サブ・ゼロ、スコーピオンの像がある。ほか、ダイトウが『モータルコンバット』のピンを付けている。

スーパーマリオカート

カーチェイスのシーンでは、ヘレンが「マリオカートの練習だとでも?」と冗談を飛ばす。

スーパーマリオ64

映画の最後にハリデーが残すセリフは、NINTENDO64ソフト『スーパーマリオ64』クリア後のマリオからのメッセージに似ている……?

『レディ・プレイヤー1』音楽の小ネタ

ヴァン・ヘイレン

80年代のロック・シーンを代表するエディ・ヴァン・ヘイレンの代表曲「ジャンプ」は、本作の予告編映像でも使用されている。本編ではオープニング・シーンで聴くことができる。

ティアーズ・フォー・フィアーズ

日本でもCMソングでおなじみとなった1985年発売の大ヒット曲「ルール・ザ・ワールド」は映画冒頭、ハリデーとモローの紹介シーンに起用されている。「誰だって世界を支配したい」と歌うノスタルジックな一曲だ。

ジョアン・ジェット & ブラックハ-ツ

「アイ・ヘイト・マイセルフ・フォー・ラヴィング・ユー」がレースシーンの冒頭で力強くプレイされる。

a-ha

ノルウェーのシンセ・ポップ・バンド、a-haの世界的ヒット曲「テイク・オン・ミー」は、そのミュージックビデオもコミックの世界に入り込んでいく内容で、本作の「オアシス」に通ずるコンセプトがある。ハリデーのお気に入りビデオとして言及される。ちなみに、ウェイドとサマンサがIOIに襲撃されて逃げるシーンは、この楽曲のビデオと似た展開となっている。2人の追手から逃げる男女が、小さな扉の中に逃げ込むというものだ。

プリンス

エイチは、プリンスのヒット曲のひとつ「ウォナ・ビー・ユア・ラヴァー」を作業場のBGMにしている。ほか、アルテミスとのデートに出かける前のパーシヴァルが、「パープル・レイン」のジャケットを試着する。

テンプテーションズ

エイチの作業場では、テンプテーションズによるソウルの名曲「ジャスト・マイ・イマジネーション」もゆったりと流れている。

アース・ウインド&ファイアー

隠せない恋心をじれったく歌う名曲「ユー・キャント・ハイド・ラブ」。劇中では、アルテミスとのデートに向けて衣装を試すシーンでムードを盛り上げている。

マイケル・ジャクソン

このシーンでパーシヴァルは「スリラー」の赤い衣装を身にまとって、ゾンビダンスも披露してみせる。

デュラン・デュラン

同シーンでは、デュラン・デュランの衣装も登場。また、ポップカルチャーには興味のないソレントが「タブを飲んで、デュラン・デュランを聴いてロボトロンをプレイするのが最高」とうそぶく。

ニュー・オーダー

「ブルー・マンデー」がナイトクラブでプレイされている。また、現実世界でのウェイドのご近所さんの中年女性が、映画の最後にアルバム「テクニーク」のTシャツを着ている。ちなみにこの女性、冒頭ではポリスの「シンクロニシティー」Tシャツを着ているので、なかなかの音楽通らしい。

ビージーズ

ディズコ時代に活躍したビージーズの「ステイン・アライブ」は、アルテミスとナイトクラブで踊るパーシヴァルが自信たっぷりに選曲する。アルテミスも「定番ね!」と喜んだ。

ブルース・スプリングスティーン

1984年の大ヒットアルバム『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』から、「スタンド・オン・イット」が劇中に。レースを制したパーシヴァルが、ストアで買い物に訪れる景気の良いシーンで流れる。

ブロンディ

ブロンディの 「どうせ恋だから」は、すっかり有名人になったパーシヴァルが2つめの鍵の謎を解くべくハリデー博物館を訪れる場面で流れる。この楽曲は近年、ワン・ダイレクションのカバーでも再び注目された。

トゥイステッド・シスター

最終決戦でパーシヴァルが高々と掲げたラジカセから流すのは、グラムメタルの代表格、トゥイステッド・シスターの「ノット・ゴナ・テイク・イット」だ。

ダリル・ホール&ジョン・オーツ

「ユー・メイク・マイ・ドリームス」は、エンドロールで聴くことができる。


ちなみに洋画専門CS放送ザ・シネマでは、特別企画「【6か月連続】 『レディ・プレイヤー1』の世界」が放送に。映画の関連タイトルが2020年9月まで放送となるから、あわせてチェックしてみよう。

小ネタの他にも見どころ解説!

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。