大人気ドラマ『ブラックリスト』トム・キーン役ライアン・エッゴールド来日インタビュー ─ 「役と一緒に生きている感覚」

シーズン3の中盤で、小屋の中でレスラー役のディエゴ・クラテンホフと一緒に敵と戦うシーンの撮影ですね。ソファを飛び越えながら撃ち合いをするような場面だったんですけど、なかなか上手くいかなくて…。怪我もしそうだったし、大変でした。あのシーンは何度もテイクを重ねましたね。
それから、シーズン5では骨を入れたスーツケースを持って走るシーンがあったんですけど、ケースが開いちゃったんですよ。中に入ってた骨をそこらじゅうにぶちまけちゃいました(笑)。
──(笑)。ところでライアン・エッゴールドさんは、俳優としてのみならず映画監督として、『Literally, Right Before Aaron』(原題、2017)も手がけられていますね。監督としての経験が演技に活かされることはありましたか?
役へのアプローチ方法などはいつも普遍的ですが、現場における演者のあり方、みたいなものはより理解できるようになりました。今までは、役者としての責任を不要に気負ってしまう部分があったんですけど、自分が監督もやってみることによって、そこまで気負う必要もないんだなということが初めてわかりましたね。役者の仕事とはあくまでも全体の制作の一部なので、与えられた仕事だけに集中すればいいんだなと。
──せっかくですし、ライアンさんが「ブラックリスト」映画版を企画してみては?(笑)
是非やりたいですね。映画も良いですが、もし機会があったら、ドラマ「ブラックリスト」のエピソードを監督してみたいなと思ってるんですよ。シーズン6あたりで実現したらいいなぁ。
──それでは最後に、「ブラックリスト シーズン5「を心待ちにしていたファンの皆さんへ、メッセージを。
スピンオフ「リデンプション」もあって、シーズン4ではメイン・ストーリーから少し遠ざかっていたトムがカムバックしますよ。エリザベスとも再会を果たして、レディントンとの関係性の変化にもドラマが生まれます。シーズン5では、トムとレディントンの共演シーンに是非注目してください。骨の謎の解明も、真実に近づいていきますよ。

人気ドラマ「ブラックリスト シーズン5」は、海外ドラマ専門チャンネル スーパー!ドラマTVにて、2018年1月30日(火)より独占日本初放送が決定。二カ国語版は毎週火曜22:00(ほか)、字幕版は毎週火曜24:00(ほか)より放送される。
また、ライアン・エッゴールド演じるトム・キーンの物語を探求する待望のスピンオフ「ブラックリスト リデンプション」が第1話から第7話まで見られるキャッチアップ放送が1月27日(土)14:00より放送される。併せてチェックしよう。
(取材、撮影、文:Naoto Nakatani)