猿人たちの壮大な物語?『ミッドサマー』アリ・アスター製作『サスカッチ・サンセット』米予告が公開 ─ ジェシー・アイゼンバーグ主演

『グランド・イリュージョン』シリーズのジェシー・アイゼンバーグと『アンダー・ザ・シルバーレイク』(2018)のライリー・キーオが猿人に扮する映画『Sasquatch Sunset(原題)』より、米国版予告編が公開された。
本作は北米大陸の霧深い森を舞台に、謎めいた未確認動物“ビッグフット”のサスカッチ一家が、不条理ながらも壮大で、陽気な、最後には切ない1年間の旅に出る物語。毛むくじゃらの気高い巨人たちが、刻々と変化する世界と衝突しながら生き残りをかけて戦うことになる。
予告編では、サスカッチ一家の生態がドキュメンタリー風に切り取られている。冒頭、壮大な自然を感じられる音楽が流れたかと思いきや、突然一家のメンバー2人が生々しくセックスする姿が映し出されるが、これも日常の一コマ。自然でのありのままの暮らしが映し出されていく。
映像はハートウォーミングな仕上がりを予感させるが、米Varietyによれば、本作ではコメディ要素も味わえるという。確かに予告編ではクスッと笑えるようなシュールなシーンも見られる。
主演は、ジェシー・アイゼンバーグとライリー・キーオが務めた。メガホンを取ったのは、菊地凛子主演の映画『トレジャーハンター・クミコ』(2014)で監督を務めたデヴィッド・ゼルナーと脚本を務めたネイサン・ゼルナー。ネイサンは、キャストとしても参加している。製作総指揮として、『ミッドサマー』(2019)『ボーはおそれている』(2023)のアリ・アスター監督も参加。2024年サンダンス映画祭でプレミアを迎えた。
映画『Sasquatch Sunset(原題)』は2024年4月12日米公開予定。
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Source:Variety