「セックス・アンド・ザ・シティ」の恋愛リアリティ番組が製作決定、50代の恋愛がテーマ

「イカゲーム: ザ・チャレンジ」や「007 クイズ!100万ポンドへの道」など人気IP(知的財産)のリアリティ番組化が進む中、かつて一世を風靡した「セックス・アンド・ザ・シティ」(1998-2004)を基にした恋愛リアリティ番組が製作されることがわかった。米Deadlineが報じた。
HBOのコメディドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」は、ニューヨークに住む30代の独身女性4人の恋愛事情を赤裸々に描いた物語。ライターのキャンディス・ブシュネルが連載していた赤裸々なコラムが原作となっている。
そんな同作から派生したリアリティショーのタイトルは、「Is There Still Sex in the City?(原題)」。50代の“素敵な”友人たち4人が、忙しい都会での生活からデートのユートピアへと旅立ち、愛をやり直そうとする姿を描く番組になるという。4人が田舎の大邸宅で共同生活を送り、各エピソードで異なる男性グループから好みの相手を選ぶ構成になるようだ。
製作は、「セックス・アンド・ザ・シティ」の原作者であるブシュネルとBunim/Murray Productionsが共同で担当。ブシュネルは声明の中で、「50代以上の女性は、デート相手として最もホットで新しい層です」「恋愛に対する私の情熱と、女性の恋愛のやり直しを手助けするチャンスを組み合せた番組に携われることに、ワクワクしています」と語っている。
ちなみに本作のタイトル「Is There Still Sex in the City?」は、ブシュネルが2019年に発表した小説(邦題『25年後のセックス・アンド・ザ・シティ』)と同じもの。本作は「セックス・アンド・ザ・シティ」、「リップスティック・ジャングル」(2008-2009)、「マンハッタンに恋をして~キャリーの日記~」(2013-2014)、「AND JUST LIKE THAT… / セックス・アンド・ザ・シティ新章」(2021-)に続き、ブシュネルの著書を原作とした5本目のテレビシリーズとなる。
なおプロデューサーは12月に、企画を買い手候補に持ち込む予定とのこと。米テレビ業界では、脚本家&俳優のストライキを受けてリアリティ番組の存在感がさらに高まっていたこともあり、人気ドラマをベースにした本作は大きな注目を浴びそうだ。
『セックス・アンド・ザ・シティ(SATC)』は、シリーズの続編『AND JUST LIKE THAT… シーズン2 / セックス・アンド・ザ・シティ新章』がU-NEXTにて配信中だ。
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Source:Deadline