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マーティン・スコセッシ「マーベル作品は映画じゃない」発言ふたたび ─ 「侵されてはならない」とのコメントが物議、その背景と真意は

マーティン・スコセッシ
Photo by THE RIVER

ちなみに、こうして考えると、スコセッシがDC映画『ジョーカー』のプロデューサーを務める計画があったことにも筋が通りそうだ。『ジョーカー』のトッド・フィリップス監督は、スコセッシによる『タクシードライバー』や『キング・オブ・コメディ』(1982)に絶大なる敬意を表しており、70~80年代に製作されていたような人物描写主体の映画を再び作りたいとの意図で、コミック映画のフォーマットをある種利用したと話している。これは推測にすぎないが、きっと、スコセッシは『ジョーカー』の企みにいたく共感したのではないだろうか。

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Sources: BFI, ComicBook.com, THR, The Guardian

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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