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『search/#サーチ2』 は前作と同じ世界観、「サーチング・シネマティック・ユニバース」略してSCUとプロデューサーが認める

物語がすべてPCの画面上で展開していくという革新的なアイデアと巧みなストーリーテリングで話題となった映画『search/サーチ』シリーズ第2弾が『search/#サーチ2』が公開中だ。

全画面伏線アリ。2018年、世界中の観客に「全く新しい映画体験」をもたらした映画『search/サーチ』が放つ、新たなる衝撃。行方不明になった娘を父親がネットを駆使して捜索した前作から構成は一転、今度は行方不明になった母を娘が探す。Z世代の主人公ジューンはスマホやネットに慣れており、デジタル上で直感的に捜索を進める展開が新しい。

THE RIVERでは、前作『search/サーチ』を生み出し、本作では製作を務めたアニーシュ・チャガンティと、共に前作で脚本を手がけ、本作では製作に携わるセブ・オハニアンに動画インタビューを実施。シリーズは世界観がつながっており、「サーチング・シネマティック・ユニバース」と呼ばれている情報も聞き出した。

『search/#サーチ2』製作・原案 アニーシュ・チャガンティ&セヴ・オハニアン 動画インタビュー

──前作『search/サーチ』では父親が若者の手助けを受けながらネットを駆使して娘を探しました。今回はその逆で、若い娘が、上の世代の助けを借りて母親を探します。彼女は若く、ネットにも慣れているので、タイピングも物事の理解も早い。若い世代がどうネットやSNSを使うか、リサーチしましたか?

セブ・オハニアン:自分たちはまだ若い世代だと思っていましたが、実際はそうでもないんですよね。本作プロデューサーのナタリー・カサビアンに19歳の妹がいるんですが、ずっと彼女に「このアプリ使ってる?」「このフレーズって何?」とメッセージで聞きまくっていました。確かに、細かいリサーチは必須でしたね。

──この1作目と2作目は、同じ世界観の物語ですか?チャガンティさんの監督作『RUN/ラン』(2020)も含まれますか?

アニーシュ・チャガンティ:『search/サーチ』の1作目と2作目は同じ世界の物語です。細かいところをよく見ると、『RUN/ラン』や他の作品とも繋がっているところを見つけられると思いますよ。一時停止して見ると、あちこちに小ネタが散りばめられています。登場するニュースの見出しやメッセージ文なんかに目を凝らして見ると、いろいろ繋がっていることに気付くはずです。

──何と呼ぶのでしょう。チャガンティ・ユニバースですか?

アニーシュ:ありがとうございます(笑)。我々は「サーチング・シネマティック・ユニバース(Searching Cinematic Universe)」と呼んでいます。略してSCUです!(笑)

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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