『スター・ウォーズ』のアクション・フィギュアを使ったフォト・アートが感動的に美しい

フランスのパリを拠点として活動するフリーランスの写真家でありグラフィック・デザイナー、セバスチャン・デル・グロッソ。
今回は彼の生み出す、映画やコミック、そしてゲームなどのポップカルチャーを題材とした美しいフォト・アート作品の世界をご紹介したい。
フィギュアとバックグラウンド・ライトを使用した光と影の世界
では早速、その作品をご堪能いただきたい。
『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』からの一幕。森の月エンドアでの戦いに登場する全地形用偵察歩行兵器(AT-ST)、別名スカウト・ウォーカーと、イウォークたち。エンドアを象徴するかのような緑色の光が美しく映える。
バイカー・スカウトことスカウト・トルーパーと、スピーダー・バイクのバージョンもある。
こちらは『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』から、惑星ダゴバでのルーク・スカイウォーカーとヨーダ。映画のシーンでは感じられないミステリアスな雰囲気を醸し出している。そして目が光るヨーダがコワい。
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そして『スター・ウォーズ』エピソード1から3に登場するバトル・ドロイドの大群。
実は、これらの作品は、背後から光タブレットによるバックライトを当てて撮影したフィギュア写真を合成することによって生み出されているのである。
こちらは『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に登場するファースト・オーダーのキャプテン・ファズマ。
同じく『フォースの覚醒』から、クライマックスのシーンを思わせるカイロ・レン。
これらの作品も、以下のようにして撮影されている。
『スター・ウォーズ』だけじゃない
セバスチャン・デル・グロッソは、『スター・ウォーズ』以外にも様々なフィギュアを自身の作品で扱っている。これは『ドラゴンボール』をモチーフにした作品だ。ナメック星での超サイヤ人覚醒のシーンだろうか、背後にはクリリンとベジータの姿も。
フリーザと対峙する孫悟空の姿、スーパーノヴァ発動中である。
どうやら、作者は『ドラゴンボール』愛好家のようだね。
映画を題材にしたポップカルチャー・アートには必ずと言っていいほど登場する『13日の金曜日』のジェイソン・ボーヒーズもある。本編とは打って変わって、なかなかシックで美しい作品である。
『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』、町並みの奥行きと躍動感が実によく表現されている。
ちなみに、ゲーム『ゼルダの伝説』なんかもある。
セバスチャン・デル・グロッソの公式ウェブサイトには、これ以外にも様々な作品が公開されているので、興味を持った方はぜひ訪れてみて頂きたい。
それでは最後に、再び『スター・ウォーズ』から、お馴染みのダークサイド+アルファ4連発で〆させていただきたい。
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Eyecatch Image: https://www.flickr.com/photos/s-d-g/34462688635/