Menu
(0)

Search

『シャーロック・ホームズ』第3作、ロバート・ダウニー・Jr.が実現に意欲 ─ 「優先順位は高い」

シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム
© Warner Bros. Pictures 写真:ゼータ イメージ

ロバート・ダウニー・Jr.&ジュード・ロウ主演、『シャーロック・ホームズ』シリーズのファンに朗報だ。企画保留中の第3作を委ねられているロバートが、実現を積極的に検討していることがわかった。

『シャーロック・ホームズ』シリーズは、ロバート演じるホームズとジュード演じるワトソンが、その観察眼と推理力、身体能力を駆使して事件解決に挑むサスペンス・エンターテインメント。ガイ・リッチー監督による『シャーロック・ホームズ』(2009)、続編『シャーロック・ホームズ シャドウ・ゲーム』(2011)ののちも続編が長らく待ち望まれていた。

このたび、ロバートの製作会社Team Downeyを率いるスーザン・ダウニーとアマンダ・バーレルがポッドキャスト「Unwrapped Podcast」に出演。『シャーロック・ホームズ』第3作の現状を尋ねられると、現在ミーティングが進められていることを明かした。

「私が言えることは、この収録の前にロバートと(アマンダと)3人でランチをして、その時にとても具体的な話し合いをしたということ。今は準備中なので、しかるべきタイミングで、しかるべき人と一緒にやることになるでしょう。けれど、会社にとってもロバートにとっても優先順位は高いです。」

このポッドキャストでは、ロバートやスーザンが複数の企画を同時に進行していること、いつも「次に何ができるか?」を考えていることも語られている。“しかるべきタイミング”がいつなのか、“しかるべき人”が誰なのかはわからないが、2人の中には現実的な選択肢があるのかもしれない。

『シャーロック・ホームズ』第3作は2018年に企画が発表され、『ロケットマン』(2019)のデクスター・フレッチャーが就任していたものの、コロナ禍のために頓挫している。以前、第1作・第2作を手がけたリッチーは、シリーズの今後をロバートに一任していることを明かしていた

なお、スーザンのコメントに先駆けては、フレッチャーが第3作の脚本作業を一時進めていたことを認めている。脚本家として「マインドハンター」(2017-2019)のジョー・ペンホールが参加し、ロバートとともに10日間の作業に入っていたというのだ。しかし、コロナ禍が生じたこと、ロバート&ジュードやフレッチャーがともに忙しいこと、当時の計画がロバートの意向で「変更になった」ことから実現が難しくなったという。

フレッチャーは「しばらくロバートとは話していないので、彼の意欲がどうなっているのかはわかりません」と述べつつ、「もしまたやるのなら是非やりたいですね。脚本は素晴らしかったし、ロバートは天才」と話していた。「私の希望は、いつかどこかで実現されること。私が関わらないにせよ、いずれロバートが作ってくれたら」。

なお2022年4月には、『シャーロック・ホームズ』のスピンオフドラマが米HBO Maxで製作されること、ロバートもプロデュースに関わることが報じられていた。こちらも現時点では続報が伝えられていない。

Source: Unwrapped Podcast, Cinema Blend

Writer

アバター画像
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly