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ドラマ「SHOGUN 将軍」に「神は細部に宿る」とエミー賞雑誌記事が称賛 ─ 「強迫観念的な仕事ぶりだ」

SHOGUN 将軍
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真田広之が主演・プロデュースを務めるハリウッド戦国ドラマ「SHOGUN 将軍」に、世界から称賛が集まっている。本記事時点で第4話まで配信している本シリーズは、今なおレビューサイトのRotten Tomatoesでは批評家スコア99%を保ったまま疾走中だ。

徹底した時代考証による、裏の裏までこだわり抜いた表現に、世界が驚いた。アメリカのテレビ作品における最高栄誉エミー賞によるマガジンでは「SHOGUN 将軍」を、真田広之、アンア・サワイ、コズモ・ジャーヴィスのグラビア付きでカバー特集。作品批評記事では、その出来を隅々まで褒め称えている。

中でも、美術や衣装、役者の台詞回し、仕草といったディティールには一際注目されている。記事では、「神は細部に宿る」という表現を用いて、「SHOGUN 将軍」の緻密な技巧が次のように評価された。

「マンダロリアン シーズン3」「アソーカ」解説

「この作品全体における臨場感は驚異的である。日本人の全キャラクターをネイティブの日本人俳優が歴史的に正しい言葉で演じている、というだけではない。時に建築家や小説家が言うように、“神は細部に宿る”のである。侍が畳を(足指関節で)踏む仕草だろうと、完璧に結ばれた帯(着物の帯の結び方には100種類あり、それぞれに意味がある)だろうと、全く誤りがない。これは強迫観念的な仕事ぶりであり、視聴者を魅了し、欠陥を見つけようとする学者を苛立たせるほどだろう。」

ドラマの第1話の世界視聴回数は開始後6日間で900万回再生を突破し、これは同じ製作であるFXの「一流シェフのファミリーレストラン」シーズン2の記録を塗り替える最高記録だ。

「一流シェフのファミリーレストラン」とて、ゴールデングローブ賞やプライムタイム・エミー賞、ゴールデングローブ賞で数々の賞に輝いた評判の作品。「SHOGUN 将軍」の記録や評価を見ると、リミテッドシリーズとして今後の賞レースで脚光を浴びる可能性も大いにありそうだ。

「SHOGUN 将軍」はディズニープラスの「スター」にて独占配信中。

Source:emmys

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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