「SHOGUN 将軍」虎長&落葉の方の「在り方次第で日本の未来が変わる」 ─ 真田広之、二階堂ふみとの対談で語る

真田広之主演のハリウッド発戦国ドラマ「SHOGUN 将軍」より、プロデューサー&主人公・吉井虎永役を演じる真田広之、落葉の方役の二階堂ふみの対談映像が公開された。
関東地方を治める大名、吉井虎永を演じる真田広之、そして覇権を狙う最大のライバルである大坂城の城主でもある五大老のひとり、石堂和成の裏で暗躍する落葉の方役の二階堂ふみの対談が実現した。落葉の方は、世継ぎである八重千代の母で故太閤の子供を産んだ唯一の側室。息子を守るためには手段を選ばない、無慈悲で計算高い落葉の方は虎永にとって最大の強敵となる。
二階堂と初共演となる真田は彼女の目力の強さに驚いたそうで、カメラに映っていないときでさえも「ビームがすごかった」とその存在感の強さを振り返る。さらに「10話までのアーチの中で2人の距離感がすごく大事だからこそ、おふみさんで良かったなと最初のシーンで思いましたね」と、虎永と対立する重要な役どころを担う二階堂を絶賛。虎永の強敵ながらも母としての愛が見え隠れする二階堂の演技についても真田は「力強さと繊細さが同居していて母性愛もそこに存在している」と称賛し、二階堂だからこそ演じ切ることのできた落葉の方の魅力を語る。
二階堂は本作に参加するにあたって念入りに下調べをし、草履などのアイデアも積極的にスタッフに伝えていたそう。真田は熱心に落葉像を作り上げようとする二階堂の姿に感動した様子だ。彼女が熱い想いを込めて演じ切った落葉の方は第5話のラスト2分に登場し、石堂に詰め寄る強烈な存在感を放つ姿に釘付けになる視聴者が続出。落葉の方がより戦いをかき乱していく後半戦に要注目だ。
一方で二階堂はハリウッド初出演ということで、撮影中悩んだときに真田からかけてもらった言葉が強く残っているそう。「細部までちゃんとこだわって真田さんが真ん中に立っていらっしゃるから、この作品は成立しているんだなっていうのをすごく感じました」と、プロデューサーをしながら主演として作品を引っ張る真田広之の姿に感銘を受けたという。良い作品を作り上げるために惜しむことなく意見を伝えていった二階堂をはじめ、日本の俳優や各パートのスペシャリスト、ハリウッドのスタッフ陣が垣根を越え、チームワークを築き上げていったと真田は語る。そんなチームを束ねた真田を目の当たりにした二階堂は本作を観て「真田の歴史を感じた」と話し、それぞれが熱い想いを込めた「SHOGUN 将軍」にぜひ注目してほしい。
真田が「この2人の在り方次第では日本の未来が変わってくる」と話す通り、覇権を狙う最大のライバルである石堂和成ら五大老VS虎永の緊張感漂う戦いが繰り広げられる本作では、大坂で大きな政治的影響力を握る落葉の方の動き次第で、虎永、そして日本の未来が大きく左右されることに。第6話では虎永が大坂に対して兵をあげる“紅天”の決意を固め、いよいよ戦いの火蓋が切られようとしている第7話も見逃せない。
いよいよ佳境に差し掛かりつつある戦国スペクタクル・ドラマシリーズ「SHOGUN 将軍」はディズニープラスの「スター」にて独占配信中。
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