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『バットマン:ゴッサム・バイ・ガスライト』発売 ─ 19世紀、切り裂きジャックとの対決描くアーティスティックな名作

ShoPro(小学館集英社プロダクション)より、DC邦訳アメコミの新刊『バットマン:ゴッサム・バイ・ガスライト』が2022年8月25日頃発売となる。

1888年にロンドンに現れ、人々を震え上がらせた殺人鬼“切り裂きジャック”。もし奴がゴッサムに現れたとしたら……?『ヘルボーイ』の鬼才マイク・ミニョーラが描く狂乱のエルスワールド。

本作『バットマン:ゴッサム・バイ・ガスライト』は、90年代にDCコミックスが展開していたエルスワールドシリーズの一環として1990年に刊行された作品。『ヘルボーイ』などの作品で、いまや絶大な人気を誇る鬼才マイク・ミニョーラの出世作としても知られている。

エルスワールドシリーズとは、のちにライターとして活躍する編集者のマーク・ウェイドと、本作のライターでもあるブライアン・オーガスティンによって立ち上げられたレーベル。マーベルコミックスにおける「ホワット・イフ?」シリーズのように、ヒーローたちが正史とは異なる世界で活躍する姿を描いたシリーズで、名作『キングダム・カム』などもこのレーベルから生み出された。

本作の舞台となるのは19世紀のゴッサム。ヨーロッパでの修行の旅を終えてアメリカに帰国したブルース・ウェインは、故郷のゴッサムシティでバットマンとしての活動を開始する。

時を同じくして、イギリス・ロンドンで次々と娼婦たちを殺害し、ロンドン市民を恐怖に震え上がらせた正体不明の殺人鬼“切り裂きジャック”が、大西洋を越え、ゴッサムの街にやってくる。

ゴッサムの街で、次々と繰り返される犯行。この残虐な殺人事件は蝙蝠男のしわざなのか?ゴッサム市民が疑惑と恐怖に怯えるなか、バットマンは切り裂きジャックの正体を突き止めようと奮闘するが……。

はたしてバットマン VS. 殺人鬼”切り裂きジャック”の対決の行方は? 表題作に加え、博覧会の準備におおわらわのゴッサムで繰り広げられる事件を描いた続編『バットマン:マスター・オブ・ザ・フューチャー』も併録。

ヴィクトリア朝時代のロンドンを思わせる陰鬱で退廃的なゴッサムをアーティスティックに描き出し、高い評価を受けた本作。正史とは一味違ったバットマンの世界をどうぞお楽しみあれ。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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