『ライズ・オブ・ザ・ブラックパンサー』発売 ─ ブラックパンサーの歴史を振り返る話題作、ついに登場

ShoPro(小学館集英社プロダクション)より、マーベル邦訳アメコミの新刊『ライズ・オブ・ザ・ブラックパンサー』が2022年10月20日発売となる。
神秘の王国ワカンダ、そしてブラックパンサーの歴史がいま明かされる。若きティチャラの王としての責務と覚悟を描く話題作がついに登場。
本作『ライズ・オブ・ザ・ブラックパンサー』は、2018年に全6話のリミテッド・シリーズとして刊行された作品で、この50余年の間に展開されたブラックパンサーのオリジンやワカンダの設定を取りまとめ、一つの物語として再構築した作品。
ライターを担当したのは、黒人社会とポップカルチャーの関わりに焦点をあてた記事などで知られるメディアジャーナリストのエヴァン・ナーシス。さらに本作は、現代のアフリカ系アメリカ人を代表する作家のひとりで、全米図書賞を受賞したノンフィクション『世界と僕のあいだに』などの著作で知られるタナハシ・コーツがストーリー監修を務めたことでも話題だ。
本作は、「物心ついてからのブラックパンサーファン」を自称するライターのナーシスが、実は「ワカンダの存在が世界に公表される瞬間がコミックスで描かれていない」と気づいたことをきっかけに誕生した。
王はいかなる思考の末に、征服されざる国の秘密を脱ぎ捨てようと決めたのか。本作は、ティチャラの祖父であるアズーリ王とキャプテン・アメリカの友情、父ティチャカ王の波乱に満ちた治世を辿りつつ、新たな王となったティチャラがワカンダの守護者としての責務にどのように向き合っていくかを描く。
ジャカラ、ホワイトウルフ、キルモンガーといったワカンダの王座を狙う者たち、そして海底王国アトランティスの王ネイモア、東欧ラトベリアの独裁者ドクター・ドゥームといった他国の王たちとの因縁も描かれ、ブラックパンサーの歴史を一冊で振り返ることのできる内容となっている。
新作映画公開を前に、ブラックパンサーについておさらいしたい方、はじめてブラックパンサーに触れる方への入門として最適な一冊だ。