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シルベスター・スタローン、『コブラ』リブート企画を『シン・シティ』ロバート・ロドリゲス監督と進行中 ─ 『デッドフォール』復活にも前向き

コブラ
© Canon Group 写真:ゼータ イメージ

『ロッキー』『ランボー』シリーズのシルベスター・スタローンが、主演を務めたアクション映画『コブラ』(1986)のリブート企画を進行させているという。米Fandangoの取材にて本人が明かした。

『コブラ』は、ロサンゼルス市警ゾンビ班に所属する「コブラ」ことマリオン・コブレッティ刑事が、カルト集団「ナイト・スラッシャー」による連続殺人を追うさなか、事件現場を目撃したモデルのイングリッド・ヌードセンを警護しながら、殺人者との激しい戦いに臨んでいく物語。全盛期のスタローンならではの激しいアクションにあふれた、今でもファンの間では根強い人気を得ている作品だ。

スタローンが『コブラ』のリブート企画の“相棒”として選んだのは、『シン・シティ』シリーズのロバート・ロドリゲス監督だった。ファミリー映画も手がけるかたわら、バイオレンス・アクションの名手とも知られるロドリゲスはうってつけの人選だろう。ロドリゲスはテレビシリーズとしてのリブートを希望しており、スタローンいわく「ロドリゲスと話し合いをしていて、実現させられそう」ということだ。

コブラ
© Canon Group 写真:ゼータ イメージ

ロドリゲスといえば、自身の代表作のひとつ『フロム・ダスク・ティル・ドーン』(1996)を自らテレビシリーズ化した「フロム・ダスク・ティル・ドーン ザ・シリーズ」(2014-2017)の実績もあるため、『コブラ』をドラマで甦らせるアイデアにも勝算があるとみられる。いまやスタローンは、『コブラ』のドラマ化について「基本的にロドリゲスのもの」と述べており、ほぼ全権を委ねていることも示唆した。製作が実現する場合、スタローンが出演するかどうかは不明だ。

ちなみに、1980年代の出演作でもうひとつスタローンが意欲を示しているのが、カート・ラッセルとダブル主演を務めた『デッドフォール』(1989)の復活だ。こちらは2人が当時と同じ役柄を再び演じる意向のようで、スタローン自身は「すぐにでもやりたい」とコメントしている。しかしながら、現時点でラッセルは続編に前向きではないとのこと。スタローンは、ラッセルに続編を提案したところ「あの頃は勢いがあったけれど、今の僕らに勢いはないよ」との返事を受けたことを認めている。こちらの実現は、ひとまずラッセルの態度しだいと言えそうだ。

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Source: Fandango

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。