シルベスター・スタローン、自伝本『The Steps』を2025年に米刊行 ─ 人生とキャリアの教訓つづる

『ロッキー』『ランボー』『エクスペンダブルズ』シリーズなどでおなじみ、俳優のシルベスター・スタローンが自伝本『The Steps(原題)』を2025年に米国で刊行することがわかった。米Deadlineが報じている。
本書はスタローンの人生とキャリアを形づくってきた教訓的なエピソードから構成された、「非常に個人的な」一冊。タイトルの『The Steps』すなわち「階段」は、代表作『ロッキー』シリーズで、ロッキーがフィラデルフィア美術館の階段を駆け上がる名場面からスタローン自身が提案したものだという。
スタローンの所属エージェンシー・UTAにて出版部門を統括するバード・リーヴェル氏は、このタイトルを「フィリー(フィラデルフィア)と、階段を駆け上がることのダブルミーニング」と語る。「彼は人々の助けになるような本を書きたいと考えていました」。
2023年にはスタローンの半生に迫ったドキュメンタリー映画『スライ: スタローンの物語』がNetflixにて配信され、家族と共演したリアリティ番組「スタローン・ファミリー」もParamount+にてスタート。自らの人生を積極的にオープンにしつつあるが、リーヴェル氏は「まだ学ぶことはたくさんあります。スライ(スタローン)は長きにわたって世間の注目を浴びてきましたが、非常にプライベートな人物でもあるからです」と話した。
「この本は、スライが何ひとつ簡単には手に入れてこなかったことを明らかにします。彼はすべてを手に入れましたが、自分を信じていたからこそ、自分に賭けることを知っていたのです。彼の映画の多くには、“逆境に打ち勝つ個人的勝利”というメッセージが込められています。本書はそれをさらに掘り下げながら、彼の映画が人々に愛される理由を伝えるものです。」
なお、本書は2024年のロンドン・ブックフェアで最も注目されたタイトルのひとつで、大手出版社がこぞって出版権を狙ったとされる。北米での出版はハーパーコリンズ傘下のウィリアム・モロー社が獲得し、契約金は数百万ドル単位とのこと。それでも金額的には比較的少額とされ、スタローンは出版社側の熱意を買ったと伝えられている。
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Source: Deadline