Menu
(0)

Search

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』海外最速レビュー ─ 「マーベル映画、スパイダーマン映画の最高傑作」「エンドゲーム以来の涙と喝采」

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.

2021年12月13日(米国時間)、映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のワールド・プレミアが開催された。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の最新作であり、過去に製作されてきた『スパイダーマン』シリーズの総決算とも目される一作とあって、世界中から大きな期待が寄せられている超話題作だ。

記念すべき初披露を経て、本作には文字通り“史上最大級”の絶賛が寄せられている。米Rotten Tomatoesでは批評家スコア98%を記録(12月15日12:00現在)し、劇場公開への盛り上がりがさらに高まっている状況だ。今回はSNSにあふれる熱狂的な反応から、よりすぐりのコメントをいくつかお届けすることにしよう。もちろんネタバレは一切含まれていないので、安心してチェックしてほしい。

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』海外最速レビュー

スコット・メンゼル(We Love Entertainment)

「史上最高のマーベル映画。スパイダーマンのレガシーに完璧な形で敬意を払いつつ、ユーモアとアクション、あたたかみ、そして懐かしさのバランスも完璧に取っている。観たらファンは正気を失うことになるでしょう。過去2作品が好きではなかった者として、今回の映画がこれほど大好きになったことにショックを受けています。」

ヘクター・ナヴァロ(Nerdist)

「スーパーヒーロー映画におけるオールタイム・ベストのひとつ。なぜピーター・パーカーがフィクション史上最高のキャラクターなのかを、ひっきりなしに、何度も何度も証明してくれる。」

ドリアン・パークス(Geeks of Color)

「『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は3部作を最高潮のままに送り出す一作! アクションは最高で、ヴィランたちが視線をかっさらう。過去すべてのスパイダーマン映画の集大成のよう。これぞ過去最高のスパイダーマン映画!」

マット・ローンク(The Direct)

「ありうるかぎりすべての感情を味わわせてくれる映画。2時間半、ノンストップで展開するエモーションとアクション、ジョークと温かみ。ピーター・パーカーのストーリーに求めるすべてがあります。ひとりのスパイダーマン・ファンとして、これほど素晴らしい時間は過去にありませんでした。」

ドリュー・テイラー(The Wrap)

「『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は本当に素晴らしい映画。仮にあなたがすべてのリークを見ていたとしても、まだたくさんのサプライズが用意されています。そして最大の衝撃は、これほどエモーショナルな着地を見せること。自立すること、人として成長することについての映画です(あるいはクモか何かとして)。」

アーロン・カウチ(The Hollywood Reporter)

「『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。すごい、『アベンジャーズ:エンドゲーム』以来のすすり泣きと喝采を聞いた。」

スティーブン・ウェインストラウブ(Collider)

「僕はスパイダーマンのコミックを読んで育ちました。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は、スパイダーマンの大好きな部分をすべてきっちりと形にした映画だと思います。トム・ホランドも今までで一番すばらしかった。この映画の大好きなところを叫びたい(まだ言えないことも込みで)。」

アッシュ・クロッサン(Screen Rant)

「私、上映中、まるごと、ずっと、泣いてた。」

ジャーメイン・ルシアー(Gizmodo)

「心から満足です。みなさんは劇場で幸福の涙を流し、悲しみの涙を流し、声援を送ることになるでしょう。あまりにも登場人物が多いので、中盤は少しもたつきますが、第三幕は本当にダイナミックで楽しくてパワフル。もたつきを埋め合わせる程度のものではありません。」

ブランドン・カッツ(Morning Brew)

「すべてが成功しているわけではないけれど、私は十分うまくいっていると思う。楽しくてシリアスで、厄介でバカバカしくて、それでも過去作以上に心を打つメッセージに焦点が当たっている。そして、スパイダーマンの魅力の核にも踏み込んでいる。」

ペリ・ネミロフ(Collider)

「前半は少々混雑しているけれど、後半は圧倒的。マルチバースは私の想像をはるかに超え、楽しく、爽快で、ときには非常にエモーショナルで、そして非常に満足できる題材でした。」

テッサ・スミス(批評家)

「私が期待した通りの映画ではありませんでした。むしろ、私の期待をきっちりと超えてきたのです。つらい時間を耐えながら待っただけの価値がある映画。ビジュアル、音楽、ハート、ストーリー、ヴィラン……すさまじい作品です。涙、恐怖、喜び……。」

ピーター・サイレッタ(/Film)

「『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は、コミックにおける巨大イベント・ミニシリーズの映画版のよう(たとえば『バットマン:ハッシュ』のような)。予想以上にエモーショナルで、私は好きではなかった『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)の結末も納得させ、シリーズをエキサイティングな方向性へと送り出します。」

ジョシュ・ホロウィッツ(レポーター)

「私が打ちのめされてしまったシーンがあります。まぎれもなくスパイディ映画にとっての『エンドゲーム』。とんでもなく大胆で、エモーショナルな一撃です。」

エリック・デイヴィス(Fandango)

「『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は実写映画版『スパイダーマン』の最高傑作だと断言できます。『ホームカミング』3部作にスリリングかつエモーショナルな結末をもたらしつつ、過去20年間のスパイダーマン映画に対し、スマートで楽しく、エキサイティングな形で敬意を表しています。楽しくて胸を打つ、本当にどの瞬間も大好きな作品でした。

トム・ホランドの演技は3部作でも最も好きになれるものでしたし、スパイディとしてのバトルもすごい(ウィレム・デフォーとの場面は特に怖い)。ピーター・パーカーの旅路はユーモアと困難のバランスに秀でており、この作品でも大きな成長があります。」

映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は2022年1月7日(金)公開

Writer

アバター画像
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。