「ヤング・スーパーマン」アニメ化、新映画『スーパーマン』のため後回しに

青年時代のスーパーマンを描くDCドラマ「ヤング・スーパーマン」のアニメ化企画は、実現にはまだ少し時間がかかりそうだ。ドラマ版で共同クリエイターを務めたアルフレッド・ガフが近況を伝えている。
今はなき米The WBにて2001年~2011年まで放送された「ヤング・スーパーマン」は、スーパーマンになる前のクラーク・ケントを主人公に、スーパーパワーとの向き合い方や、恋や青春、成長を描いた物語。本シリーズのアニメ化企画は数年前より持ち上がっている。
ドラマ版にてスーパーマン/クラーク・ケント役を演じたトム・ウェリングとレックス・ルーサー役を演じたマイケル・ローゼンバウムが共同ホストを務めるトーク番組「Talk Ville Podcast」にガフがゲスト出演し、「ワーナーは明白に多くのことを経験してきました。彼らが『スーパーマン』をリブートする過程にあるという事実により、残念なことに私たちは少し検討の対象から外れているように思います。」とコメント。DCスタジオ新設という激動に伴って、「ヤング・スーパーマン」企画は後回しになってしまっているようだ。
「ヤング・スーパーマン」アニメ化が動き出すのは、2025年7月11日に日米同時公開される『スーパーマン』以降だろうというのがガフの見立てだが、「何事も何らかの形で巡ってくるものです。先日もHuluが『バフィー』をリブートすると読んだところですし」と長期的に捉えているようだ。
また、ガフはワーナー社が2022年に新たな幹部体制となったことも、「ヤング・スーパーマン」アニメ化の遅れに影響しているのかもしれないと指摘。「どのスタジオも、どのネットワークも、開発中のほとんどのプロジェクトにまつわる問題は、幹部の交代だと思っています」と付け加えた。
本件については、ローゼンバウムも2024年に「然るべき時が来て他にアイデアがなければ、実現は簡単なんじゃないかな」と回答している。
ジェームズ・ガン率いる新DCが現在『スーパーマン』にフルコミットしているのは、ガフやローゼンバウムにとっても納得の事実なのだろう。『スーパーマン』は作品自体ももちろん世界中の注目を集めているが、その他待機中のシリーズを動かすトリガーとしても重要な役割を担っている。
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Source:Talk Ville Podcast