スノークはフォースを使えない?スターウォーズ正史の『つじつま』を守るために

スターウォーズ / フォースの覚醒』に登場した最高指導者スノークとは一体何者なのか。カイロ・レンとハックス将軍の前に、巨大なホログラム映像でのみ姿を表す様は、まるで『帝国の逆襲』のダース・シディアスのメタファーのようだ。

snoke sidious

フォースの覚醒では「最高指導者」と呼ばれ、ファースト・オーダーを影で操る脅威として描かれていた謎多きヴィラン、スノークだが、海外サイト”MOVIEPLOT“に投稿された記事によれば、スノークは「フォースを使えない」人物でないかと推察されている。これを元に、スノークの謎について考えてみたい。

そもそもスノークとは

スノークはファースト・オーダーにおける最高指導者であると同時に、カイロ・レンの指導者、つまりレン騎士団にとっても最高指導者といえる。

スノークのパワーは全く未知だ。観方によっては、彼がフォースを使うことが出来ないと捉えても合点がいくところがある。たとえば自身も強力なシスであるダース・シディアスはアナキン・スカイウォーカーにダークサイドの偉大なパワーを説き、政治的戦略とともに丸め込んだ。

スノークはどうか。カイロ・レンにダークサイドを説いたか。
フォースの覚醒ではそのいきさつについては描かれていないが、スノークはカイロ・レンに対し「お前もダース・ベイダーのように強力になれるぞ」と信じこませただけで、あくまでもダークサイドのパワーについて口説いたわけではないのでなかろうか。

スノークのサイズ

暗闇の中からスノークが霧のように現れた時は、スノークが自身の姿を自在に可視化・不可視化できるものかと錯覚させられた。
しかし実際には、スノークはホログラム映像で姿を見せているにすぎなかった。
これまでのスターウォーズにおけるホログラム映像といえば、横線のかかった青い映像が半透明で映し出されているものだったが、フォースの覚醒におけるスターウォーズ・ユニバースでは技術発展が進み、より高解像で映像を出力できるようになったという事だろうか。

ホログラム映像で現れたスノークは巨大なサイズであったが、「実際のサイズ」はどうなのだろうか。エピソード8、またはエピソード9で生身の姿を表すのであろうが、ホログラム映像通りのサイズであったら”映画的に”インパクトに欠ける気がする。もしかしたらあのホログラム映像よりもさらに巨大なのかもしれない。(逆に、米粒くらい小さかったりして。)

スノークはフォースを使えない?

アナキンの運命が崩壊してしまう

もしもスノークがフォースのダークサイドを使えるのだとしたら、スターウォーズ6部作の”正史”が崩壊する事になる。なぜなら、アナキン・スカイウォーカーの存在に辻褄が合わなくなるからだ。

アナキン・スカイウォーカーの運命は、「フォースにバランスをもたらす」ことだった。アナキンは結果として、青年期までにジェダイとしてフォースのライト・サイドを、ダース・ベイダーと化してからはダークサイドを習得した。つまり、フォースの両面を学んでいる。
最終的に銀河全体のフォースにとって脅威であった皇帝ことダース・シディアスを葬り、フォースにバランスをもたらすに至った。

スノークは間違いなく、『ジェダイの帰還』の時代、つまりシディアスが倒された時に生きていたはずだ。もし、その当時スノークがダークサイドよりのフォースを操れるものとして存在しており、その後再び銀河にダークサイドを拡大させる運命が敷かれているのだとしたら、アナキンはフォースにバランスをもたらしてはいなかった、という事になってしまう。

スノークの使命

スノークがカイロ・レンに命じているのは、最後のジェダイであるルーク・スカイウォーカーの抹殺だ。
それは、スノークが銀河系からフォースのライトサイドを完全に排除したいという目論見の元だと考えられる。
では、なぜスノークはその使命をわざわざ未熟なカイロ・レンに託したのか?なぜ、自ら手を下さないのか?スノークは、フォースを使うことができないため、ルーク・スカイウォーカーには敵わないからではないだろうか?

部下たちに悟られてはいけない

スノークが生身の姿を現さないのは、フォースを使えないという痛恨の事実がカイロ・レンはじめレン騎士団に知られないためだという説もある。レン騎士団やファースト・オーダーとあえて距離を取ることによって、自らの脅威性を維持しているのだというものだ。

しかし、この説にはいささか疑問点がある。フォースの覚醒では、ハックス将軍に「カイロ・レンをこちらに連れて来い」と命じている。カイロ・レンとスノークの二人にとってそれが初めて「リアルで」会う事になるはわからないが、もし本当にカイロ・レンらと距離を取りたいのなら、自ら「連れて来い」とは命じないだろう。

レイの”覚醒”を知っていた理由

「覚醒が始まった…感じるか?」
いかにもフォースの使い手らしいセリフであるが、本当にスノークはレイの覚醒を「感じて」いたのだろうか。

この説は、スノークが銀河のありとあらゆるところに張り巡らせたスパイによる情報提供を受けていたのではないかというものだ。
マズ・カナタの城にも登場していたように、スノークはそこら中にスパイを送り込んでおり、銀河全体の一挙一動を認識していたというものである。

マズカナタの城にいたスパイ

http://www.dailymail.co.uk/tvshowbiz/article-3315846/Lupita-Nyong-o-s-Force-Awakens-character-Maz-Kanata-revealed-hiding-poster-along.html

そんな指導者で大丈夫か?

大丈夫だ。問題ない。
何か物事を人に教えるときに、教育者が必ずしもそれを体得していたり、使ってみせる必要はない。
マズ・カナタが「私はフォースを使えないが、フォースが何なのかを知っている」と語っていたように、スノークも「フォースを使えないが、ダークサイドのすべてを知っている」のではないか。

実際、ヨーダがルーク・スカイウォーカーにジェダイの修行を施した時も、基本的に口頭指導がほとんどだっただろう。(あとは、背中に乗ってたり)

ヨーダのトレーニング

http://starwars.wikia.com/wiki/Yoda

もちろん、この説はあくまで推察に過ぎない。今後、エピソード8、エピソード9にかけてスノークが強力なフォースを操るかもしれない。多くのファンが期待するように、スノークの正体はダース・シディアスのマスターであったダース・プレイガスの可能性も充分考えられる。

または、フォースとは全く異なる概念のパワーを利用する可能性だってあるわけだ。

あなたはどう思われただろうか?このページ下部のコメント欄から、気楽にコメントを残して欲しい。

参考:http://moviepilot.com/posts/3784782

About the author

インド旅行中、たまたま現地新聞に写真を撮られて掲載されるというミラクルを起こしました。持ってる男。THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

ポップカルチャーは世界を変える

TwitterでTHE RIVERをフォローしよう!


こちらの記事もオススメ

JOIN THE DISCUSSION

※承認されたコメントのみ掲載されます。

Comments

  • はー 2016年2月23日 at 1:53 PM

    レジスタンスのマーチがドロイド侵攻のマーチやクローンによるジェダイ聖堂襲撃マーチに似ていることを考えれば、音楽が根拠というのはちょっと弱いと思っています。

    勝手な妄想ですが、ファーストオーダーの情報伝達能力の異様な高さを考えると、帝国のネットワークが生み出した実体のない情報生命体とかだったら、ファーストオーダーがISのメタファーだという説とも合致して面白いのではないか、とか勝手に妄想しています。

    Reply
    • Naoto 2016年2月23日 at 5:38 PM

      実は実体のない人工知能だった…みたいなオチですかね。本当にありそうで面白いですね。

      Reply