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『ラ・ラ・ランド』『美女と野獣』出演!今最も注目したい期待の日英ハーフ女優“ソノヤ・ミズノ”に迫る

アレックス・ガーランド監督、アリシア・ヴィキャンデル主演のSFスリラー映画『エクス・マキナ』(’15)で長編映画デビューを果たした人気急上昇中のハーフ女優、ソノヤ・ミズノ。

最近では本年度アカデミー賞最多受賞の話題作、映画『ラ・ラ・ランド』でミア(エマ・ストーン)のルームメイトを演じ、さらにはディズニーが贈る実写版『美女と野獣』に出演が決まるなどし、女優としてのキャリアを着実に、そして確実に歩み続けている彼女。今回はそんな彼女の出演作を紹介しながら、知られざる人物像にも迫っていきたいと思う。

ソノヤ・ミズノの華麗なるプロフィール

http://www.yzgeneration.com/sonoya-mizuno-ces-eurasiennes-qui-nous-fascinent/
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1988年7月1日、東京都生まれの28歳(2017年3月執筆時現在)。日本人の父とイギリス人の母の下に誕生したソノヤは、生まれてすぐにイングランド南西部のサマセット州に移住する。11歳から20歳まで名門、英国ロイヤル・バレエ学校に通い、卒業後には更なるキャリアアップを図るためにドイツのドレスデン国立歌劇場バレエ団に入団。その後もイングランドやスコットランドなどで多くのバレエ団を渡り歩いた。

主にダンサーとして活躍する傍ら、20歳でモデル活動をスタート。『シャネル(CHANEL)』や『ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)』、『アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQUEEN)』など多くの世界的ブランドでモデルを務め、ファッション業界においても注目を集める存在となる

日本ではSonoya(ソノヤ)名義で『GLAMOROUS』『sweet』など数多くの雑誌で活動、過去には東京ガールズコレクションにも出演した。近年では映画のほかにも、CMやMVに出演するなど多彩な活躍ぶりを見せている。

ケミカル・ブラザーズのMV、ユニクロのCM等にも出演

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=wf3VqSihVCw?ecver=1&w=1280&h=720]

日本でも放映されていた2016年のユニクロスポーツのテレビCM。このCMで彼女を目にした人も多いことだろう。本CMではエアリズムの着用感を得意のダンスで思いのままに表現しており、しなやかで柔軟なプロポーションがとても印象に残るCMであった。(掲載のCMは海外放映のもの)

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=BC2dRkm8ATU?ecver=1&w=1280&h=720]

また、世界的に有名なイギリスのテクノ・ユニット、ケミカル・ブラザーズが昨年発表したベックとのコラボ曲『Wide Open』。本楽曲のミュージック・ビデオにもソノヤは出演を果たしている。コンテンポラリーなダンスを軽快に魅せつけるソノヤが、徐々に網目状に変化していく印象深いこのMVは、最先端のテクノロジーを駆使して前衛的な映像を作り出している。

デビュー作『エクス・マキナ』で謎めいたキャラクター・キョウコを怪演

http://www.imdb.com/title/tt0470752/mediaviewer/rm2519859712
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2015年制作の映画『エクス・マキナ』でスクリーンデビューを果たしたソノヤは、妖艶でミステリアスなキャラクター、キョウコを演じた。劇中では一切セリフのないキョウコだが、ソノヤ自身の持つ可憐なスタイルと、誰をも引き寄せる魅惑のオーラで語らぬ演技を惜しげもなく見せつけた。映画終盤では高尚なヌード姿を大胆にも披露している

また、劇中ではオスカー・アイザック演じるネイサン・ベイトマンと、キレのある見事なダンスを披露しており、バレエ学校で培った素晴らしいダンス力が遺憾なく発揮されている。第88回アカデミー賞では、あの『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(’15)を抑えて、見事、視覚効果賞に輝くなど、ソノヤのデビュー作は大きな話題を呼んだ。

青春ムービー『ハートビート』で主人公の親友ジャジーを熱演

http://www.imdb.com/title/tt3451230/mediaviewer/rm905907968
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映画『ハートビート』(’16)では主人公ルビー(キーナン・カンパ)の親友・ジャジーを演じた。本作にはプロのダンサーが数多く参加しており、英国ロイヤル・バレエ学校出身のソノヤ・ミズノをはじめ、主演のキーナン・カンパも名門マリインスキー・バレエに入団したプロのバレエダンサーだ。

本作においてもソノヤの本格的なバレエダンスが存分に出し尽くされており、劇中ではアイリッシュ・ダンスなどを余すところなく披露した。美しいスタイルから魅せる圧巻のダンス・パフォーマンスはもちろんだが、『エスク・マキナ』のキョウコとは大きく異なる感情豊かな演技にも今一度注目したい

『ラ・ラ・ランド』ではルームメイトのケイトリンに抜擢

http://www.imdb.com/title/tt3783958/mediaviewer/rm3387098368
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本年度のアカデミー賞において名作『タイタニック』(’97)と並ぶ史上最多14部門にノミネートされ、日本時間の2月27日(月)に行われた授賞式では、監督賞、撮影賞、主題歌賞、主演女優賞など6部門を獲得し、本年度アカデミー賞最多受賞を樹立した本作。ソノヤは主人公ミア・ドーラン(エマ・ストーン)のルームメイト、ケイトリンを演じている。

『エクス・マキナ』や『ハートビート』と比べてしまえば、非常に小さい役どころではあるが、本作においても彼女の存在感は大いに感じ取れるはずだ。たとえば、映画序盤で“Someone in the Crowd”を歌う場面では、鮮やかな黄色のドレスを着たソノヤが、ダンスと同時に素晴らしい歌唱力をフルに発揮している。この歌って踊れるという点は次回作の『美女と野獣』においても大いに発揮されることが予想できそうだ。

今後はディズニー実写版『美女と野獣』や、『エクス・マキナ』監督最新作にも出演

国内では4月21日(金)公開のディズニー実写版『美女と野獣』。ディズニー不朽の名作アニメを見事に実写化した本作にも、ソノヤは出演する。

映画『ハリー・ポッター』シリーズ全8作でハーマイオニー役を演じたエマ・ワトソンが、本作では不動のディズニープリンセス・ベルを演じ、ほかにも、ダン・スティーヴンスやユアン・マクレガー、イアン・マッケランなど豪華キャストが集結。ソノヤの役どころはまだハッキリと分からないが、ディズニー映画への出演が決まるというこの功績は非常に大きい。

さらに、『エクス・マキナ』のアレックス・ガーランド監督の次回作、『Annihilation/アナイアレイション(原題)』にも参加。ナタリー・ポートマンが主演を務め、『エクス・マキナ』でソノヤと共演したオスカー・アイザックも出演予定だ。

また、ソノヤ・ミズノが主演を務めるスリラー映画『Ambition/アンビション(原題)』も、2017年内に全米公開となっており、まさに彼女は本格的なブレイクに近づきつつあるようだ。彼女の活躍ぶりに今後も注目していきたい。

Source:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%8E%E3%83%A4%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%82%BA%E3%83%8E
http://www.hollywood-news.jp/news/movie/72215/
http://www.cinemacafe.net/article/2017/02/24/47352.html
Eyecatch Image:http://www.yzgeneration.com/sonoya-mizuno-ces-eurasiennes-qui-nous-fascinent/

Writer

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Hayato Otsuki

1993年5月生まれ、北海道札幌市出身。ライター、編集者。2016年にライター業をスタートし、現在はコラム、映画評などを様々なメディアに寄稿。作り手のメッセージを俯瞰的に読み取ることで、その作品本来の意図を鋭く分析、解説する。執筆媒体は「THE RIVER」「映画board」など。得意分野はアクション、ファンタジー。

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