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ディズニー&ピクサー『ソウルフル・ワールド』に『ブラックパンサー』監督が参加していた

ソウルフル・ワールド
(C)2020 Disney/Pixar.

ディズニーピクサーの最新作ソウルフル・ワールドには、とある意外なクリエイターが参加している。『ブラックパンサー』(2018)や『クリード チャンプを継ぐ男』(2015)監督として知られるライアン・クーグラーだ。エンドクレジットをじっくり見ていると、「スペシャルサンクス(Special Thanks)」としてクーグラーの名前が刻まれているのを確認できる。

/Filmでは、『ソウルフル・ワールド』にクーグラー監督がどのように関わっていたのかが明かされている。プロデューサーのダナ・マレー氏いわく、参加のカギを握ったのはピクサーのスタジオの立地だったのだそうだ。

「彼(クーグラー)はオークランドに住んでいて、私たちの拠点はエメリービルにあります。(ディズニーは)フレンドリーなスタジオで、場所もたくさんあるので、彼は自分の脚本を書くために缶詰めになれる場所を探していたんだと思うんですよ。だから私たちは、彼がすぐ近くにいるのをいいことに、映像を見ていただき、コメントをもらったわけです。大きな助けになってくれました。とても親切な方でしたね。」

具体的なことは分からないものの、おそらくクーグラーは『ブラックパンサー』続編のためにディズニーとの作業に入っていたところ、『ソウルフル・ワールド』の製作チームと遭遇し、手助けをすることになったのだろう。『ソウルフル・ワールド』は黒人を主人公とする初めてのピクサー作品とあって、ピクサーはリサーチにも注力していた模様。英The Guardianによると、ポール役の俳優ダヴィード・ディグスやカーリー役のクエストラブは、声優としての役割よりも、むしろ作品の背景にある文化を監修する役割で作品に関わっていたという。

ライアン・クーグラー
ライアン・クーグラー Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/28635158925/

ちなみに『ソウルフル・ワールド』のスペシャルサンクスには、クーグラーのほかにも「black-ish(原題)」(2014-)「#blackAF」(2020-)のケニヤ・バリス、ミュージシャンのクインシー・ジョーンズヨーヨー・マなど、黒人文化や音楽をはじめ、あらゆる方面の研究者やプロフェッショナルが名を連ねている。ピクサーが強力なバックアップを得て描いた『ソウルフル・ワールド』、ぜひ作品の細部に至るまでじっくりと味わってほしい。

映画『ソウルフル・ワールド』は2020年12月25日(金)よりディズニープラスにて独占配信中。

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Sources: /Film, The Guardian

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。外部寄稿に『TENET テネット』『ジョーカー』『シャザム!』『ポラロイド』劇場用プログラム寄稿など。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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